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遭難男性、13日ぶり救助 あめ玉7個と沢の水でしのぐ

2010年8月28日1時18分

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 27日午後3時5分ごろ、埼玉県小鹿野(おがの)町の両神(りょうかみ)山(1723メートル)の沢で、東京都大田区の会社員の男性(30)が横たわっているのを、男性を捜索中の小鹿野署の山岳救助隊員が見つけた。男性は14日朝に登山に出かけたまま行方が分からなくなっていた。同署によると、男性は左足の骨が折れているが、命に別条はない。救助されるまであめ玉7個と沢の水でしのいだと話しているという。

 同署によると、男性は14日午前7時半ごろ、母親(63)に「これから登る」とメールを送ったのを最後に、連絡が取れなくなっていた。日帰りの予定なのに帰宅しなかったため、母親が15日、捜索願を出していた。

 同署が登山ルートを捜索していたところ、27日午後、両神山の七滝沢(標高約1200メートル)で動けなくなっている男性を発見。男性は救助隊員を見つけると、涙を流しながら握手を求めたという。

 熊谷地方気象台によると、両神山のある秩父地方では15日以降、ほぼ毎日、雷や大雨洪水注意報が出されていた。

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