橘中の楽
毎年収穫できます!ミカンの木 価格:(税込) 発売日: |
今朝の新聞に「橘中の楽」という話が出ていたんだが、まぁ、アレだ、民主党の総裁選について、例によって「政治とカネ」「普天間」で退陣したのにうんたらかんたらとか言うんだが、それって、CIAの命でマスコミが大騒ぎしただけで、マッチポンプだろうが、と思うんだが、
yujing7小沢一郎vs菅直人という代表選の構図の中で、どうにも変わらないのがメディア。『今回の代表選は、世論の動向が鍵となりそうです』の大合唱。まるで、代表選は自分たちメディアを見方につけた方が勝つ! と言わんばかり。そろそろフェアな報道は出来ないのか!?Twitterでギョウカイヘッドロックの渡邊さんもそう言ってるんだが、こないだまで菅直人の悪口散々言っていたのが、手のひら返したように、「世論は菅首相支持」とか、毎度おなじみオザワン悪党論に明け暮れているんだが、それにしても、よっぽど小沢が怖い人たちが多いらしいw 面白いので、ここはもっとオザワン炊きつけて、世の中、混乱させた方がいいと思うんだけどね。で、勝谷誠彦氏のメールでもオザワン絶対支持を表明していて、マスコミ全体ではともかく、個々の評論家とかのレベルではオザワン待望論が強いですね。世間の風評でも、おいらの聞いている限りでは、「一度、やらせてみりゃいいじゃん」という意見が多いような気がするんだが、それはさておき。
「橘中の楽」です。この言葉は囲碁の世界でよく使われるらしいんだが、元ネタは中国の古典です。
『太平広記』巻四十「巴功人」の話も別称の由来となっている。巴功に住むある男が橘の庭園を持っていたが、あるとき霜がおりた後で橘の実を収穫した。しかし3、4斗も入りそうな甕のように大きな実が二つ残り、それらを摘んで割ってみると中には老人が二人ずつ入っていた。この老人達は橘の実の中で碁を打っていた。この話から囲碁は橘中の楽(きっちゅうのらく、―たのしみ)とも呼ばれる。もうちょっと詳しく解説すると、
中国の伝説「橘中楽(きっちゅうらく。又は、きっちゅうのらく)」(「幽怪録」より)。というんだが、まぁ、伝説です。
昔、巴きょう(はきょう。きょうは、工へん+おおざと)に広大な橘畑を所有している人がいました。ある年、橘の実を収穫したところ、三斗(一斗は約18リットル)入りの甕ほどもある、非常に大きな実がいくつかありました。その大きな実を割ってみると、どの実の中にも身長が一尺(約30.3cm)ほどで、眉毛も髭も真っ白な二人ずつの老人が向かい合って将棋をさして(又は、碁を打って)いました。そのうちの一人の老人が言いました。
「橘中の楽は商山(しょうざん)の四皓(しこう)に比べても劣らぬ。ただ木の根やへたが弱かったので摘まれてしまったのだ。」
そして、老人達は白竜に変身して空高く飛んで見えなくなりました。
商山の四皓は、秦の時代に戦乱を避けて商山に隠遁した4人の隠士のことで、4人とも眉毛も髭も真っ白だったそうです。
この故事から、「橘中楽」とは、将棋や囲碁の楽しみを表すようになりました。
で、この話なんだが、どっかで聞いたような話だと思ったら、沼津の木負にもありますね。仙人みかんという話なんだが、こちらに全文出ているので、読んでいただきたいんだが、
むかしから、内浦や西浦はみかんの産地として知られていました。その西浦木負(きしょう)に、広いみかん山をもつひとりの男がありました。その実は、どんどん大きくなって、やがて人間のアタマほどにもなり、さらに大きくなってひと抱えほどにもなって、色づきはじめたわけだ。
みかんの木は、実を沢山つける年と、つけない年があり、それぞれ成り年、不作の年というのでした。
ある年のこと、どのみかん山も当たり年で、枝もたわわに実をびっしりとつけて、折れそうに垂れ下がっていました。
どうしたことか、当たり年だというのに、みかんが、なんにもつかない山がひとつだけありました。男は不思議におもい、いく度となく山を見て廻るのでしたが、どうしても原因がわかりませんでした。病気も虫もついていないのに、実が一つもつかないなんてことは、今まで一度だってなかったのです。(何百本もある木に一つぐらいなっていてもよさそうなものだ)とおもいながら、ていねいに下枝を調べていくと、みかんの葉の色にまぎれている一つの大きな実を、ようやくさがしだしました。
もうこのへんでよかろうと、鋏をもって山にでかけた男は、熟したみかんを指先で、コツコツたたいてみました。すると中から声がして、すると、中で老人がふたり、碁を打っていたわけだ。正面の老人と目が合ったのでニッコリ笑ったんだが、その老人が負けそうだ。その男というのも稀代の碁好きだったので、
「まて、まて、」
というのでした。おかしなこともあったものだと、また、たたいてみました。すると、
「まて、まて、」
と声がしました。男はどんなぐあいになっているのかと、不思議におもい、みかんに耳を当ててみると、中で老人がしきりに話し込んでいる。聞き耳をたてると、
「また、わしの勝ちじゃな。」
「いやいや、そうばんたび負けてばかりおられぬ。」
「それでは、こうといくか。」
といい、パチンと石で木の面をたたく音がしました。しばらくすると、たまりかねたような声で、
「まてよ・・・まてよ・・・ううん。」
と、うなって、しばらく音も声もしません。男はなんのことか、さっぱりわからないので、中をのぞいてみたくなり、小さな棒きれをとってみかんの皮に穴をあけ、目を細めてのぞきこみました。
男はもう完全に、自分が碁を打っている気持ちになり、とうとうみかんの皮に、体が入るほどの穴をあけてしまい、体を半分のり入れてしまいました。そして、
男の助け舟で、碁の勝負は逆転し、黒をもつ老人はニコニコあごひげをしごきながら、相手の手を待っているのでした。
「へんだなあ、今までおぬしに一度だって、負けたことないのに。」
「そうはいかんさ、いつも柳の下にどじょうはおらんからな。」
と正面の老人はいつにない調子のいい顔つきで、大きくあいた穴のほうに目をむけ、相づちをうつように首をたてに振りました。
そのとき、碁盤から目をあげた、うしろ向きの老人は、体をのり出した男をとうとう見つけてしまいました。
「ややや、こいつはずるいぞよ、ないしょで教えていたな。」
「アハハハハ。」
「アハハハハ、きゅうにばか強くなったとおもったが、どうりで。」
二人の老人は立ち上がりながら碁盤の上の石を、わしずかみし、男めがけてバラバラふざけるように投げつけました。男も笑いながら碁石をあびたが、二人の老人は、あっという間にどこかへ消えてしまいました。男は、そのこぼれた蜜柑のタネを拾い集めて撒いてみたところ、大きくて味も色も良い蜜柑がたくさん採れたそうで、今に伝わる西浦蜜柑の祖となった、というんだが、まぁ、伝説です。
大きなみかんは、ぽっかりと二つに割れてしまい、中からたねが、バラバラとこぼれおちました。
さて、この話の面白いところというのは、元の中国の古典では、「戦乱を避けて隠遁する老人」の話だったのが、日本に伝わってアレンジされると、品種改良の話になる、というところですか。この話については、おいら、
世界の黒幕は日本人というのを書いてるんだが、長いので省略すると、
「かつて、東洋・南洋で見つけられた真珠を、独占的に扱っていたのがイスラム商人だったが、日本人が養殖に成功したのでその利権を奪われ、その代替えとして石油を商品にするようになった。それが、20世紀の石油文明を創りあげた」という話です。
みんな「囲碁仲間」でほのぼの。
投稿 ローレライ | 2010/08/27 11:07
菅も仙谷も「左巻き」なので、ネトウヨの皆さま方は
何としても小沢を応援しないといけないワケですね。
「小沢が首相になると独裁政治が始まる」などと
言ってる人がいるようだけど、仙谷が100%実権を
握った時の方が、遥かに恐ろしいことが起こるだろう。
投稿 落ち鮎 | 2010/08/27 11:09
>まるで、代表選は自分たちメディアを見方につけた方
>が勝つ! と言わんばかり。
つまり電波利権に触れるなとマスコミ様は言いたいわけですね。3年間は選挙無いんだから、マスコミが騒いで世論調査
連発してるうちに時の政権から逆に攻撃されるだろうに。
投稿 ぬるぽ | 2010/08/27 11:36
>日本に伝わってアレンジ
話のすりかえがまるでケニーマコーミックみたいだなwww
投稿 学歴コンプレックスでホラ吹きのケニーマコーミックwww | 2010/08/27 12:00
小沢一郎先生がツイッターを始めたようですが・・・
ttp://twitter.com/ozawaichiroh
物本でしょうか?
投稿 ウイルス製胃腸園 | 2010/08/27 12:02
>世界の黒幕は日本人
数年後に欧米の沈没が確実になった今、カードを握っているのは日本だね。
投稿 FT | 2010/08/27 12:18
参院選前までは小沢が幹事長だったわけだから、彼がトップに立つ組織が北朝鮮顔負けの党内非民主主義主義に陥るということを、誰しも肌身で分かっているはず。自分の思い通りにならなければ、彼は再びかんしゃくを起こして組織をぶっこわすことだろう。
小沢が代表選に勝とうが負けようが、どっちみち民主党は割れるでしょ。池田大作が危篤とのウワサもあるから、組織固めで学会の与党願望が強まれば、自ら小沢にすり寄る可能性も高いと見る。
小沢に期待はしないが、菅直人じゃ駄目なことは分かっている。まるで、ロシア人が旧ソビエトを懐かしむように小沢を待望する。まさに「負の選択肢」が日本人に突きつけられているというわけか。
投稿 阿井卯栄男 | 2010/08/27 12:31
うん、天声人語も管総理支持みたいだね。
昔ニュースステーションやってた久米宏がマスメディアは反体制でなければならないみたいな事を言ってたが、
ありゃなんだったんだ?
投稿 ざれ言 | 2010/08/27 12:41
http://blog.livedoor.jp/tokyokitty_seed_destiny/archives/51739861.html
マスコミは機密費問題が怖いんだろ。
マスコミなんてもう時代遅れだが。
http://blog.livedoor.jp/tokyokitty_seed_destiny/archives/51711961.html
ネット生放送による報道がこれから伸びてくだろう。
http://blog.livedoor.jp/tokyokitty_seed_destiny/archives/51691783.html
http://blog.livedoor.jp/tokyokitty_seed_destiny/archives/51691053.html?blog_id=1679028
新聞とかテレビの経営はこれからますます厳しくなる。
http://blog.livedoor.jp/tokyokitty_seed_destiny/archives/51690876.html
記者クラブ制度を崩壊させた上杉隆はどうなっちゃうの?
投稿 ラッド | 2010/08/27 13:01
以前テレビで出てきた話題対決シーンの小沢さんVS前原さんの時は二つの顔写真を並べた小沢さんの方が悪人顔に映っていたのに、今朝の新聞では今度は小沢さんの写真は神々しく、菅首相の顔が悪人風の掲載だったのにワラタw
投稿 昔ラジオで森田実さんが日本は我慢型民主主義だと言っていた | 2010/08/27 13:09
こんなものいらない
新聞の宅配制度
TVの受信料
(受益者負担の原則)
景品交換所
(政治とかねより、政治とPマネー)
投稿 駿府Joe | 2010/08/27 13:22
政治資金で土地建物買いあさる政治家って何だべ。
志がみみっちくて、あまり頭良くない気がすっけど。
「一度やらせてみっか」ってんで取り返しがつかないほど国益が毀損されて来ているよ。学級委員選挙じゃないもんね。
投稿 オタッキー | 2010/08/27 16:47
>>世界の黒幕は日本人
それが、20世紀の石油文明を創りあげた
代替エネルギーを握るヤツが21世紀をリードすると
こういう事 ですか FTさん
投稿 チョカ | 2010/08/27 16:57
管は無駄に権力意志が強く、思想なんかない。
自己保存さえできれば、何とでも手を結べるだろう。
経団連も管支持らしいね。
これって、財界のいう事を何でも聞くって事だわな?
反日アサヒがひたすら小沢バッシングしてるが、アサヒも飼い主が変わったんか何か知らんが、新自由主義マンセーだもんなwww
経団連にしろ、マスコミにしろ、既得権益に寄生し続けたい単なる糞だね。
外国人参政権の問題もあるが、電波利権にメスを入れ、宗教に課税できたら、ある程度は評価していいかもしれないね。
取りあえず、管と仙石と枝野と前原と自称黄門と小宮山の悪相軍団の顔を見たくないので、管には是非とも負けて貰いたいね。
よしんば、管が勝っても、民主は分裂するだろうし、政界再編成は進むだろうしね。
やっぱ、まだまだ日本には民主主義はないね。
後進国を笑えないね、こりゃw
投稿 デラシネ | 2010/08/27 17:15
我慢型どころか押し付け型、一方通行民主主義だw
ってか偽装民主主義だなwwww
投稿 最近森田実先生おかし~な~ | 2010/08/27 18:09
小沢一郎こそ国民第一という理念ありきでイデオロギーには左右されないのね
理念を貫くには権力が必要でそれは表も裏も握ってこそ機能するもの
裏の世界でも信用を得ているのには筋の通し方を知っているほぼ唯一の政治家だからという話もある
クリーンが取り柄(だけ)の政治家に世の中を動かす事など出来るわけない
という当たり前の世間知だけでも持ってほしい
て田中真紀子氏は言いたかったかもねw
投稿 シッポがない | 2010/08/27 22:33