興南高校野球部が持ち帰った春と夏の優勝旗が25日、那覇市の琉球放送(RBC)のスタジオで並んだ。同日の優勝記念特別番組で生放送された。
春の選抜大会の「紫紺の優勝旗」は、これまで銀行で大切に保管されていた。夏の「深紅の優勝旗」と2本を勝ち取ったのは6校目。
並んだ優勝旗は重厚な質感で、大きな刺繍(ししゅう)がスタジオの照明を受けて陰影を見せていた。
1980年から30年間、高校野球報道に携わってきた小山康昭さん(59)=アナウンス室長=は、選手に「ありがとう」と声を掛けた。「いつ海を渡っていつ来るか、いつ来るかとずっと待っていた」と感慨深げに話した。