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<囲碁>碁聖位に異色棋士 医師の坂井七段が初タイトル

8月27日20時24分配信 毎日新聞

<囲碁>碁聖位に異色棋士 医師の坂井七段が初タイトル
坂井秀至七段
 囲碁の第35期碁聖戦五番勝負の第5局が27日、東京・日本棋院会館で行われ、275手で挑戦者の坂井秀至七段(37)が張栩碁聖(30)に白番2目半勝ちし、3勝2敗で奪取した。

 坂井は医師の資格を持ち、28歳でプロ入りした異色の棋士。7大タイトル初挑戦で4冠保持者の張を接戦の末に破り、待望のタイトルを手に入れた。終局後「無我夢中で打った。今は何も考えられないが、うれしい」と語った。一方、張は5連覇を果たせず、棋聖、十段、王座の3冠に後退した。

 坂井は兵庫県三田市出身。子供のころから囲碁のアマ強豪として知られ、小・中・高校生の各全国大会でいずれも優勝した。京都大学医学部へ進学し、在学中の96年にアマ本因坊、00年にはアマ世界一となった。

 01年、医師国家試験に合格したが、囲碁の道に進むことを選んだ。同年、関西棋院のプロ編入試験を受け、飛付五段でプロ入り。実利を重視する棋風で、名人戦リーグに連続6期在籍するなど、第一線で活躍してきた。今回の碁聖獲得で、規定により28日付で八段に昇段する。

 関西棋院所属棋士の7大タイトル獲得は故・橋本昌二九段(81年、王座)以来、29年ぶり。塩川正十郎理事長は「長年の悲願であり、これを契機に関西棋院の棋士がさらに活気づいてくれると期待している」とコメントした。【金沢盛栄】

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最終更新:8月27日23時9分

毎日新聞

 

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