北海道教職員組合、法令違反の疑い297人

　北海道教職員組合による民主党の小林千代美・前衆院議員陣営への不正資金提供事件を受け、札幌市教育委員会が市立学校・幼稚園の教職員計８２５４人を対象にした調査で、勤務時間中に組合活動のため学校の電話を使用するなど、法令違反が疑われる行為をした教職員が延べ２９７人いることが２７日、分かった。

　市教委によると、ビラ配りや支持者カード集め、電話かけなどの選挙運動をしたことがある教職員は延べ１３人だった。

　「憲法上疑義がある」などの理由で、すべての回答を拒否した教職員が３１人いた。市教委は「法令違反の疑いのある行為には具体的な内容を確認し、適正に対応する」としており、処分も検討する方針。（共同）

　［2010年8月27日12時40分］