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改造銃所持の元警官に有罪判決

実弾を発射できる改造銃を自宅に隠し持っていた罪に問われた福岡県警察本部の元警部補に、東京地方裁判所は２７日「銃の撲滅が急がれる中での現職警察官の犯行で刑事責任は軽視できない」と指摘し、懲役３年、執行猶予５年の判決を言い渡しました。
福岡県警察本部の捜査１課の警部補だった岡田好典被告（４６）は、実弾を発射できる改造銃などあわせて１２丁を自宅に隠し持っていたとして銃刀法違反の罪に問われています。
判決で東京地方裁判所の本間敏広裁判長は、「岡田元警部補が持っていた改造けん銃は人を殺傷する威力があり危険な犯行だ。銃を使った凶悪な犯罪が後を絶たず、銃の撲滅が急がれる中、現職警察官であるにもかかわらず犯行に及んだもので、刑事責任は軽視できない」と指摘しました。
その上で、「趣味が高じて鑑賞目的で所持したもので、ほかの人に危害を加えるために持っていたものではなく、すでに懲戒免職の処分を受けている」と述べ岡田元警部補に懲役３年、執行猶予５年の判決を言い渡しました。

08月27日　12時38分

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