やさしい解説:厚生省がホメオパシーの研究に乗り出したことまとめ
掲載日時:2010.08.27 14:00 コメント [0] , トラックバック [0]
先日、ビタミンKの代わりにホメオパシーの「レメディー」を与えられた生後2か月の女児が死亡した事件がありました。その母親が、レメディーを投与した助産師に損害賠償を求めて提訴。事態は進展しています。
良くも悪くも最近話題となっているホメオパシーですが、それを受けて厚生省は下記の発表を行いました。
「長妻昭厚生労働相は8月25日、ある種の水を含ませた砂糖玉を用いた代替療法『ホメオパシー』や、西洋医療に代替医療を加えた「統合医療」の治療効果について、厚生労働省で研究する方針を示した」
もともとホメオパシーとは、「昆虫や植物、鉱物などの組織を水で100倍に希釈、沸騰する作業を10数回-30回程度繰り返して得られた水を含ませた砂糖玉『レメディー』を用いる代替療法」をいいます。
もうちょっとわかりやすくいうと、
「健康な人間に与えたら似た症状をひき起こすであろう物質をある症状を持つ患者に極く僅かに与えることにより、体の抵抗力を引き出し症状を軽減する」
のように、自己治癒力を喚起させる療法といわれています。
ホメオパシーは、西洋医学者から「科学的根拠がない」といわれることもありますが、効果を体感している方々ももちろんいらっしゃいます。
今回の事件を受けて、厚生省がホメオパシーの研究に乗り出すということは、代替療法が日本でもそこまで存在感を持ったとも言えるのでしょう。
これを機会に、ホメオパシーを始めとする代替医療への正しい理解が深められるきっかけになることを願います。
※ホメオパシーなどの自然医療行為には個人差があり、必ずしも効果を保証するものではありません。自己責任でご判断ください。
(田中水菜)
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掲載日時:2010.08.27 14:00 コメント [0] , トラックバック [0]