NHK福井県のニュース　福井放送局

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もんじゅ原子炉容器内トラブル

高速増殖炉「もんじゅ」で２６日、核燃料交換のための装置が原子炉容器からの撤去作業中にクレーンから外れるトラブルがあり、日本原子力研究開発機構は、原子炉容器に損傷がないか詳しく調べることにしています。原子力機構によりますと、２６日午後３時前に、「もんじゅ」で核燃料の交換のために使われる「炉内中継装置」という重さ３トン余りの装置を、クレーンでつり上げ原子炉容器から撤去する作業を行っていたところ、突然、装置がクレーンから外れるトラブルがありました。装置の斜め下の位置には核燃料がありますが損傷はなかったということです。装置は、クレーンから外れても途中で歯止めがかかって原子炉容器の底には落ちない仕組みですが、１次冷却材のナトリウムや核燃料があるため容器の内部を確認できない状態だということで、原子力機構は、今後、原因を調べるとともに容器に損傷がないか詳しく調べることにしています。「もんじゅ」は、今年５月ナトリウム漏れ事故以来１４年ぶりに運転を再開し、炉心の安全性など確認する試験を終え７月運転を停止しました。今月１７日に核燃料の交換を終えたあと、今回トラブルが起きた装置の撤去作業を行っていました。

08月27日　12時48分

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