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ワタミ&貴親方 セカンドキャリアでもタッグ
視察に訪れた渡辺委員(左)とあいさつをかわす貴乃花親方(右)
Photo By スポニチ |
日本相撲協会の「ガバナンス(統治)の整備に関する独立委員会」(独立委)の委員で、外食事業などを展開するワタミグループの渡辺美樹会長(50)が26日、東京都中野区の貴乃花部屋を視察した。稽古を見学した同会長は、貴乃花親方(38=元横綱、スポニチ本紙評論家)が提唱している力士のセカンドキャリア充実について独立委の会合でも提案することを示唆。多角経営で成功したノウハウを生かし、貴乃花親方に全面協力する姿勢を示した。
稽古後、貴乃花親方と約1時間の意見交換を行った渡辺会長の表情は晴れやかだった。開口一番「いや、面白かった」と声をはずませ「相撲道を追究する親方の部屋に来た。それを肌で感じ、私なりに少し分かったと思う」と収穫を口にした。16日の春日山部屋に次ぐ2度目の相撲部屋視察。上がり座敷では背筋をピンと伸ばし、土俵で繰り広げられた若手力士の猛稽古に熱視線を送った。
意見交換のメーンテーマは、力士の引退後のセカンドキャリア支援だった。渡辺会長は外食事業のほかにワタミファームなど全国9カ所に農場(計475ヘクタール)を所有するなど多角経営に成功。一方、相撲教習所でのセカンドキャリア養成システム導入などを唱えてきた貴乃花親方は、今年5月に知人の紹介で渡辺会長が運営する老人ホームや農場を視察していた。渡辺会長は「相撲界が本気ならば(引退後の)職場や受け皿を用意したい」との意向を示し、独立委での会合でも提言を行う方針を明かした。さらに「力士は料理が上手ですね。力もあるから農場も向いている」と語った。
貴乃花親方は「来ていただいてありがたかった。相撲道を肌で感じていただいたのでは」と渡辺会長の視察を歓迎。さらに「入力(入門後)と出力(引退後)をしっかりしないといけない。今後もいろんな再就職の道を探していきたい」と渡辺会長の提案に前向きな姿勢を示した。若手改革派とワタミグループトップの“タッグ”が、相撲界に新たな風を吹き込みそうだ。
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