サプリメント・ブログ

安藤文薫のブログ

日本でただ一人、ラテンアメリカ映画を輸入・配給している女性。

エンタメ2010年08月25日 16:09 | フォルダ : 

関連キーワード :映画比嘉世津子ルイーザ 

日本でただ一人、ラテンアメリカ映画の配給をやっているのが、(有)アクションの代表・比嘉世津子さんだ。
彼女、NHKスペイン国営放送(TVE)の通訳やったり、映像翻訳・字幕・インタビュー通訳など大活躍してきた人で、超ネアカなラテン風キャラが魅力。
神戸市出身の関西外国語大学卒。スペイン語、英語、関西弁がぺらぺらだ(笑)。


実は彼女、東ちづるさんの学生時代からの親友で、つい先日も夜中に2人で電話で2時間も話してるほどの仲
比嘉さんを紹介してくれたのも、ちづるさんだ。


で、比嘉さん、現在、10月16日から東京・渋谷のユーロスペースで公開スタートのアルゼンチン&スペイン映画「ルイ―サ」の配給&宣伝に大あらわ。彼女、同映画の字幕も担当している。

(映画チラシから)

この作品、容赦のない現実の中で何とか生きようとドン底から立ち上がる60歳の女性を描いたもので、映画ライターの間では「面白い!」と評判になっていた。僕もさっそく試写会を見てきた。

主演はアルゼンチンを代表する舞台女優で演出家で、25年ぶりに映画復帰したレオノール・マンソ。舞台はブエノスアイレス。
猫のティナとアパートで2人暮らしのルイ―サは、人付き合いも人ごみも大嫌い。夫と娘を失ったつらい過去を引きずりながらも、早朝から2つの仕事を掛け持ちして何とか生活する日々。定年退職まであと1年となったある朝、ティノが死に、同じ日に仕事を2つとも解雇される。。
退職金ももらえず、手元に残ったのはわずか20ペソ(約500円)。
途方にくれながらも、初めて降りた地下鉄の駅でヒントを得て、ティノの火葬の埋葬費を稼ぐためにある行動を開始する。

という展開で、ユーモア、皮肉…がほどよく交じり合って、とても後味のいい作品だ。
映画全篇にわたって流れる南米の民族弦楽器チャランゴもいい雰囲気をかもしだしている。

普段、あまりラテンアメリカの映画は見ていない人には、これがチャンスかもしれない。

投票してね!東スポトピックスランキング

この記事をブックマークする Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに追加 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに投稿 newsingに投稿 Choixにブックマーク イザ!にブックマーク twitterでつぶやく

前の記事次の記事

このページのトップへ