PR:
ラミレス、王さん超え!8年連続100打点
|
<巨・中>1回無死一、三塁、ラミレスは左越えに3ランを放ち、8年連続100打点を達成
Photo By スポニチ |
【巨人10―4中日】快音とともに、思わず両手でガッツポーズした。打球は左翼照明下の壁を直撃。陽気で前向きな巨人・ラミレスらしく、大記録を派手な形で決めた。7年連続で並んでいた王貞治氏(現ソフトバンク球団会長)を抜き去り、プロ野球新記録の8年連続100打点を達成。来日10年目、巨人3年目の史上最強助っ人が、日本野球史に名を刻んだ。
お立ち台では「偉大な記録を塗り替えて本当に光栄」と笑顔。最後はマイクを握って日本語で「ミナサン、オウエン、アリガトウゴザイマシタ」と声を張り上げた。
相手の先発は前回19日の対戦(ナゴヤドーム)で零敗を喫するなど、今季5試合で4敗を喫していた天敵・吉見。初回に坂本の先頭弾で先制後、なお、無死一、三塁で高めのフォークを強振した。両リーグ40号一番乗りとなる3ランは、天敵右腕の戦意を喪失させた。7回にも左翼席に弾丸ライナーの41号2ラン。3安打5打点で、チームの首位奪還に貢献した。
都内の自宅に大切に保管しているものがある。巨人に移籍した08年に関係者を通じて手に入れた王氏と原監督の2人のサインが入ったバットだ。「王さんは(母国の)ベネズエラでも、米国でも名前が挙がる偉大なプレーヤー。この記録を巨人で達成できたことに意味がある」と胸を張った。
夏休み期間の8月で最後の本拠地試合で6発10得点。1日で首位に再浮上した原監督はラミレスについて「調子が良くても悪くても前向きに臨む姿勢は尊敬する」と賛辞を惜しまなかった。
自身最多の45本塁打も視界に入ってきたが「チームの勝利に貢献したい」とラミレス。献身的な大砲が、4番にどっかりと座る。だから巨人は強い。
≪ノムさん抜き歴代2位≫ラミレスが40号3ラン、41号2ランと2本塁打で5打点。これで今季104打点とし、ヤクルト時代の03年から8年連続8度目のシーズン100打点以上。63〜69年王(巨)の7年連続100打点を上回るプロ野球新記録を達成した。シーズン100打点を8度も、王の14度に次ぎ、野村(西)の7度を抜く歴代単独2位になった。また、自身シーズン40本塁打以上はヤクルト時代の03年40本、巨人移籍1年目の08年45本に次いで3度目。巨人の打者でシーズン40号を2度以上は過去に王13度、松井3度しかおらずラミレスは球団史上3人目。外国人で通算3度以上の40発はローズ(オ)の5度に次ぎブーマー(オ)、カブレラ(オ)、ウッズ(中)の各3度と並ぶ2位タイの回数になった。
【試合結果】
PR
関連ニュース
関連写真
- 唐川、6勝目!ロッテ40年ぶり8月以降“奪首”
- 清田V打!唐川と“千葉コンビ”で初お立ち台
- 西武、泥沼6連敗…指揮官怒「勝負根性ない」
- 片岡、自己最多の52盗塁!敗戦にも前向きに
- 出た!日本人初の大台 由規161キロ!!
- 点から線へ…カスティーヨ観察眼で由規討ち
- ラミレス、王さん超え!8年連続100打点
- 坂本、先頭弾含む2発3打点!長野2戦連発
- もう勝てないかと…内海、完投で2カ月ぶり白星
- グライ復帰は10月以降…CS間に合う?
- 吉見まさか…5発被弾、2回7失点KO
- “脇役”踏ん張った!ソフトB、ドローで奪首
- 土壇場で同点引き分け…指揮官「勝ちゲームよ」
- オリックス 長田が退団申し入れ、引退へ
- 会沢起用ズバリ!広島“悪夢”払しょく快勝
- 東出、今季絶望…右ひじ遊離軟骨摘出手術
- 阪神“22点打線”沈黙…下柳はまた背信
- 阪神・能見が実戦復帰「不安なく投げられた」
- 燃える中田“第2の故郷”で「1日1本」
- 日本ハム 島袋&一二三をリストアップ
- 逆転CS出場へ 楽天、3本柱フル回転プラン
- 米紙が紹介…楽天・ブラウン監督の“教え”が成果
- 日米決戦グローバルWシリーズ実現へ初会合
- 松井 主要3部門で“ミスター”超え
- イチロー通算1000三振「なかなかいい気持ち」
- 黒田“雑音”封じて初の2ケタ勝利に王手
- 松坂、登板回避!今季3度目のDL入りも…
- 岡島、3Aで1回1失点も26日に合流へ
- 上原、1カ月ぶり失点も2セーブ目
- ダル視察 オリオールズ国際スカウト部長が来日へ
- 福留、連続試合安打ストップも…3連勝に「正解」
- 五十嵐 2カ月ぶり本拠地登板で1回1失点
- 初出場の早大学院快勝/全国高校軟式野球
- 全日本選抜結団式…島袋「まだ疲れています」
- ドラフト候補・榎田「成長した姿見せたい」