東京中日スポーツ 55周年企画
55周年イヤーの記念事業や紙面企画をご紹介します
トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事
【プロ野球】西岡 60年ぶり20度目の猛打賞 1950年・別当薫以来2010年8月26日 紙面から ◇ロッテ3−2西武今はパの頂上がクッキリ見える。ロッテの勢いが再び、西武を飲み込んだ。8回に同点に追いつかれたが、直後にサブローが左翼席へ2試合連発となる17号ソロ弾。最後は守護神・小林宏が締めて、4カード連続の勝ち越しだ。首位とは7月4日以来の1ゲーム差に接近。獅子のしっぽをガッチリとつかんだ。 「打球が上がらなかった分、風に乗った。みんな『入れ』と思っていた? 僕が一番、思ってました」とサブロー。大事な試合でチームを勝利に導いただけに喜びが顔ににじみ出た。 一時は極度の貧打に苦しんだロッテ。しかし、今は違う。好調なのはサブローだけではない。西岡もそうだ。3回からの3打席連続安打で、今季20度目の猛打賞。1950年の別当薫(当時は毎日)以来60年ぶりの球団タイ記録となった。 しかも、そのうちの2本は得点の起点に。タイ記録には「関心ない」というが、自ら本塁を踏んでの勝利には「うれしい」と満足げな表情だ。 貯金は7月28日以来の「10」。6月4日以来の首位もみえてきた。勢いは本物。サブローはお立ち台で宣言した。「明日も勝ちます!」。05年日本一を知る男たちにけん引されて、狙うは一気の奪首だ。 (川越亮太)
|