2010-08-26
Tarikiさんへの質問
岡崎図書館事件で「警察の問題ではない」というのが気に入らないという方に粘着されて困っています。
回答は頂きましたが、残念ながら私には理解不可能でした。解説できる方がいらっしゃったら解説をお願いいたします。
私の主張は、今回の様な事件を防ぐには警察の責任を問うても意味がない。(その理由は質問を参照)
業界として「契約上の想定アクセス数では問題が起きないなら不具合ではない」という考え方が根本的な原因であると考えています。
「契約より一般常識の方が優先する」とSIer、すべてのIT技術者が認識すれば、同様の被害を防ぐことができる。そういう認識になるべきだと主張しています。
契約書というものは履行すべき下限が書いてあるわけで、それ以上のサービスを提供することを縛っているわけではありません。
ですから、業界として、一般常識を大幅に下回る契約を結ばないこと(1秒1アクセスとかね)。そんな契約があったとしても、民法の最も重要と言える、民法第1条2項 信義誠実の原則にもとづいて、一般常識を優先し積極的に対応すること。
たったこれだけのことなのです。
しかし、騒がれたら対応するけれど「あくまでも不具合ではない」と主張したり、MDISの対応が問題があると考えながらも、
Tariki: 上で書いた通り,常識なんて不定形のもんは関係ありません。契約書が全てです。
というような主張を堂々とする業界である。そのメンタリティが根本的な問題なのです。
しかし、これは権力を持った警察には言えない(民事不介入の原則)問題ですから、業界が襟を正すしかないのですが、業界が襟を正すだけで、今回のクロールの問題だけでなく、未知の問題に対しても対応が可能になります。
ですから、警察の問題ではない。警察の問題にしてはいけない。
IT業界以外の方が、警察の問題を取り上げるのはどうぞやってください。それは、IT業界に関係ない警察の問題で、私はそんなところにまで係わろうとは思っていません。市民運動家ではないですから。
私からの質問は以下の通りです。
質問の内容(一部改、追記)
まず、私が「仕方がない」と書いているのは、どちらにも取れる内容である。例え、いずれかの人にとって不利になったからといって文句は言えないという意味です。そのように取るべき(判断すべき)というわけではないです。
IT業界の人だけではなく、いろんな立場の人が係わっています。IT業界じゃない人がどのように取るか、IT業界の判断が正しいとは言えません。だから、「違う判断をされることがある」「違う判断を否定できない」という意味です。
どうも噛み合わないので、具体的に教えてくださいと3つ書いてます。
2ヶ月も議論した結論は糞だってことになりかねない根幹に係わることです。
これぐらい論破できなかったら話にならない。
都合が悪くなったら「詭弁です」じゃなく、徹底的に明確に答えてくださいね。
1)
警察は相談を受けていて、被害は続いていました。
その状態で、被害届を出すように促しました。
被害届を出すように促すことに問題があると主張されていますが、相談を受け、被害が続いていることを知っている警察が、被害を止めるためにすべき合理的な行動を具体的に教えてください。
2)
業務妨害について
ゲリラライブをやりました。
人が集まりすぎて警官出動。(= 警察の業務を妨害)
威力業務妨害で逮捕、起訴、罰金+懲役(執行猶予)。
ゲリラライブをやりました。
人が集まりませんでした。
何も起きません。
どちらも、業務を妨害する意図はないです。結果が違うだけです。
今回の場合、「アクセス数の調整をしていたこと」は被害を予見できたと取られても仕方がない。
「データ取得・利用の目的があって、取得できてないことを確認してなかったこと」、「(完全に第三者の)ユーザがエラーに気づいて図書館に連絡したこと」などを見ると、エラーやサーバの状況を確認してないことは、被害が起きても構わないと思っていた。と取られても仕方がないです。
Tariki:> アクセス数の調整くらいWEB系の人間なら誰だってやります。なぜか。相手に迷惑にならないようにです。
迷惑を掛けるかも知れないアクセスをする意図があるわけです。
そのために、相手に迷惑を掛からないようにしていて、実際に迷惑が掛かっている。
全く関係ない図書館のユーザが指摘しているから、クロール中にチェックすれば分かります。
チェックしていなければ、未必の故意と言われても仕方がない。
ゲリラライブってたった1回で有罪判決が出ていて、しかもいくつも判例がありますが、約30回のクロールで約20回の被害が出ていて、公平を求められる警察が、逮捕しないというのが正しい判断だという具体的に理由を教えてください。
3)
私は、被害ではなく不具合だったと判断していますから、逮捕する必要はなかったと考えています。
しかし、被害か不具合かは、MDISの判断によって行われていて、これだけいろんな証拠・証言が出てもMDISは認めていない。業界として「契約上の想定アクセス数では問題が起きないなら不具合ではない」という考え方が根本的な原因であると考えています。
「契約より一般常識の方が優先する」とSIer、すべてのIT技術者が認識すれば、同様の被害を防ぐことができる。そういう認識になるべきだと主張しているわけですが、皆さんが主張するように警察に技術力があったとしましょう。
警察の技術力が大馬鹿ものの高木某より遙かにあったところで、捜査して証拠を重ねて立証するのに相当の時間が掛かります。
その間、図書館は被害を受け続けるべきだったんでしょうか?
警察が不具合であると立証できたとして、MDISと図書館に契約があって、MDISに修正を促すことは民事介入なり非常に難しい行為です。MDISは逮捕された後、不起訴になってネット上で騒ぎ出すまで対応してないですね。警察が非公開で(警察として事件化してないのに公開なんてできない)不具合を修正するように促したところでMDISは修正するでしょうか?
警察に十分な技術力があったとして可能な、合理的に被害を食い止めて、公平な対応とは、どんなものだったのでしょうか?具体的に教えてください。
おまけ)
> いちにのさんで業界とやらの底上げができるならこんな楽なことはありません。
IT業界で底上げできないレベルがあって、警察にそれ以上のIT技術を求めるわけですね。
医者の中で意見が分かれたとします。
医者の意見は統一なんてできないから、警察が医者以上の医療知識を持てって言うのでしょうか?
IT技術は、そんなに専門性がないのでしょうかね。
こんなことを言うと本当に他所の業界から信頼されなくなるから、お願いですからIT技術者を名乗ることはやめてください。
Tarikiさんの回答はこちら。
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