サンプラザ中野くんは試合前に、野球狂〜拝啓タイガース様〜を熱唱する(撮影・山口 登)
阪神ファンで知られる歌手・サンプラザ中野くん(50)が25日、大阪市の京セラドームでのプロ野球・阪神VS広島戦の試合前に、9月22日に発売するタイガースへの応援歌「野球狂〜拝啓タイガース様〜」を初披露した。
中野くんは、阪神のハッピにはちまきという姿で登場。「♪明日は勝て 勝て!」といった元気のいいフレーズを、同球場では初となるバックスクリーン下の5階席で熱唱した。
また同曲に続き、カップリング曲の「六甲おろし」も歌い、試合前から場内を盛り上げた。
この応援歌は、熱烈な野球ファンであり阪神ファンでもあった作詞家の故・阿久悠氏が92年に書き上げた遺作。当時は発売に至らず、お蔵入りしてしまったが、18年の時を経て、発売されることになった。
中野くんは「この歌詞は18年前に書かれたということで、苦しい時代の阪神を知っている人はついつい熱くなってしまう」と当時に思いをはせた。「今年は優勝できる。最後は気力しかない」と声援を送った。