伊賀市、名張市の3総合病院で実施している時間外2次救急の輪番制で、9月は空白日なしで体制を維持できる見通しとなった。両市が25日、日程表を明らかにした。
伊賀市立上野総合市民病院に派遣される三重大などの医師4人の日程を調整できたためという。各病院の担当比率は上野25%▽岡波総合病院22・5%▽名張市立病院52・5%--となっている。上野総合市民の当番日は7月と同様、常勤の内科医が1人だけのため、要入院の内科系救急患者は他地域の総合病院に搬送されることになる。
今月30日の空白日を埋めるめどは立っていないという。内保博仁伊賀市長は、会見で「状況に大きな変化がなければ、12月ごろまでは輪番制を継続できると思う」と話した。【伝田賢史、関谷徳】
〔伊賀版〕
毎日新聞 2010年8月26日 地方版