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続「NHKは恥ずかしくないのか」、番組改編事件の現場責任者が全容を告発 - 柴田鉄治

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永田氏は、問題の番組が制作されたときの長井暁氏の上司、つまり永田氏がプロデューサーで長井氏がデスクという関係、いうならば「制作現場の責任者」だった人だ。放送直前に、放送総局長、番組制作局長、国会担当局長らの命令を受けて、長井氏と一緒に断腸の思いで番組をズタズタに切り刻んだ当人なのだ。



 番組改変事件の真っ只中にいた当事者が、意を決して書いた「10年目の告白」だから、何があったのか改変事件の全容が、霧が晴れるように明らかになった部分が少なくない。同時に、NHKという巨大組織の実態、なかでも「上層部」と「制作現場」とがどういう関係にあるのか、どうぶつかり合っているのか、その一端が鮮明に浮かび上がってきたところが実に興味深い。



 永田氏はまず、自分は組織に従順な「弱い人間」だったという反省と悔恨の思いから語り始める。「放送は声をあげようとしてもあげられない人たちのためにあるのだ」と常々思いながら仕事をしてきた自分が、この事件では、いかに上司の命令だったとはいえ、逆のことをやってしまったのではないかと悔い、「この事件の全容の検証と、その後なにがおこなわれ、なにがおこなわれなかったのか」をすべて明らかにするために本書を書いたと記している。



 永田氏は、長井氏が内部告発の記者会見をしたとき、そのことをまったく知らされていなかったため、びっくりしたが、そのときは長井氏を守らねばと思っただけで、自分も一緒に告発しようとは思わなかったようだ。



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