梨元さん告別式、長女・眞里奈「大好きだったよ」号泣

祭壇に飾られた梨元勝さんの遺影

　２１日に肺がんのため急死した芸能リポーター・梨元勝さん（享年６５歳）の告別式が２４日、都内の寺院で営まれた。

　密葬により近親者ら約３０人が参列し、妻の玲子さんが喪主を務めた。関係者の話では、ひつぎに花を入れる際、「今までありがとう。お疲れさま」と語りかけ、長女でタレントの眞里奈（３０）も「大好きだったよ」と号泣だったという。

　遺影は０８年に撮影。玲子さんが「良い顔をしている」と選んだ。ひつぎにはかばん、愛猫の写真、小さな文字で書き込まれた手帳などが納められた。

気丈に振る舞った玲子夫人（左）と眞里奈

　だびに付された後、眞里奈が会見。「おだやかな顔でやれることはできた。本当にまだ実感はない」。闘病中に「背中をさすって水をあげると『眞里奈にやってもらって幸せ』と言われました」と声を震わせた。

　梨元さんは２０日の夜に容体が急変。眞里奈は父につきっきりだった母の連絡で病院に急行。最期を２人でみとり、玲子さんは「がんばるから見守ってね」と語りかけたという。戒名は「泰篤院釋勝陽」（たいとくいんしゃくしょうよう）。「大いなる人情味のある勝氏は、太陽の光のように温かい」という意味から。後日、お別れ会を行う。

「最後のお別れ」を終え、出棺される

　◆レシートの裏も情報でいっぱい
  梨元さんが運営する携帯の芸能情報サイト関係者も出席。「いつもチラシを破って何か書いたり、レシートの裏もよく使っていた。財布にはメモがいっぱいでした」。入院中も毎日５回以上、連絡を取り合い、取材の進め方を相談。「電話ではせき込んでも、一度切って、落ち着いてからコールバックしてくれていました」と明かしていた。