F1:霊岩サーキット、9割が完成

 韓国初のF1(フォーミュラワン)グランプリが開催される全羅南道霊岩のコリア・インターナショナル・サーキットは、開幕を60日後に控え、トラック・アスファルトの工事が真っ盛りだ。

 ここで10月、鼓膜を破るような轟音と最高時速320キロのレースが行われる。同サーキットは、12万人を収容できる韓国最大規模のスポーツ競技場で、工事は9割を終えた状態だ。ソウル・汝矣島の面積の4分の1に達する1.85平方キロ規模の敷地に入ると、1万6000人を収容できるグランドスタンドがまず目に入る。グランドスタンド前の直線コースが、スタート・ゴール地点となるエリアだ。

 サーキットは全長5.615キロ、18のコーナーから成り、大きく三つの区間に分けられる。見どころは、エンジン性能をフルに引き出すことができる第1区間だ。スタート地点から第1、第2コーナーを過ぎると、1.2キロの直線走路に入る。この直線走路は、今季F1が開催される19のサーキットのうち最長だ。選手らはこの区間で、時速320キロまでスピードを上げるものとみられる。

 競技場の完成を控え、来月4-5日に開催されるイベント「サーキット・ラン2010」では、実際にF1マシンがサーキットを走る様子を見ることができる。今季チーム順位1位に立っているレッドブル所属のF1マシンを、現役F1ドライバーのカルン・チャンドク(インド)が操る。

 韓国のレーシングカー走行、スタンド走行、スーパーカーパレードといったさまざまなモータースポーツ体験やコンサートなど、文化イベントも同時に開催される。同イベントは無料。詳しくはF1韓国グランプリ・ホームページを参照。

陳仲彦(チン・ジュンオン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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