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生活保護費ピンハネ 貧困ビジネスで社長逮捕へ

不動産会社「家のはしら」社長の金太烈容疑者
不動産会社「家のはしら」社長の金太烈容疑者
Photo By 共同

 知人を路上生活者に仕立て、大阪市から住宅関連の生活保護費約40万円をだまし取る「貧困ビジネス」を行っていたとして、大阪府警浪速署は25日、詐欺容疑で不動産会社「家のはしら」社長金太烈(57)、知人のアルバイト店員柳沢信一(62)の両容疑者を逮捕した。

 捜査関係者らによると、同社は路上で生活困窮者に声を掛け役所での生活保護申請を指南、家賃などの名目で保護費をピンハネする「囲い屋」とみられ、130人以上の生活保護受給者らを自社の管理物件などに住まわせていた。府警は詳しい手口を調べ、貧困ビジネスの実態を解明する。

 社長と店員の男は昨年9月、実際は大阪市淀川区の同社管理のマンションに住み資産もある店員に、住居も収入もない生活困窮者を装わせ、同市浪速区保健福祉センターに生活保護を申請。保護費から支給される生活扶助費や住宅扶助費計約40万円をだまし取った疑いが持たれている。

 捜査関係者によると店員には、遺産相続で少なくとも1000万円前後の資産があった。大阪府警がことし7月、住宅扶助費約31万円をだまし取ったとする別の詐欺容疑で同社を家宅捜索。資料を分析し今回の容疑が浮かんだ。

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