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【芸能・社会】桑田佳祐 22日に無事退院2010年8月25日 紙面から 食道がんの手術を受けて都内の病院に入院中のサザンオールスターズの桑田佳祐(54)が22日に無事退院したことを24日、所属事務所が発表した。2日の手術から20日で退院という順調ぶりで、桑田本人がこの日、サザンのファンネットで報告のメッセージをアップした。 桑田は、まずはじめに「私めの事で大変なご心配とご迷惑をお掛けしまして申し訳ございません」と“陳謝”。そして、「本当にたくさんの励ましやメッセージをありがとうございました」と、多くの激励に感謝の意を示した。 手術を無事終えたことをあらためて報告し、「腹腔(ふくくう)鏡を使ったため傷もとても小さく、特別な栄養療法のおかげでやせることもありませんでした」と手術方法も明記して、近況を報告。 また、「術後の発声面や声質そのものが変化してしまったり、また最悪は出なくなるといった心配もございましたが、(中略)何の影響も残さないという治療をしていただきました」と明かした。手術前には、極めて前向きな姿勢を示していた桑田だが、手術のリスクとして、声が出なくなるという最悪の結果もあり得たこともつづった。 今後は、様子を見ながら、制作途中だったアルバムのレコーディングの再開を目指す。復帰時期については「分かりません」としているが、「生まれ変わった体で、新生・桑田佳祐として皆様とお逢いできる機会が持てることを、今から楽しみにしております」。 関係者によると、今後は自宅療養に努め、定期的に検査を受けるなどして完治を目指す。ラジオのレギュラー番組は、先月31日から後輩ミュージシャンの斎藤誠(52)らが代役を務めており、しばらくはこのスタイルが続くという。一時は衝撃的なニュースとして大々的に報じられた桑田の食道がん。退院という大きな区切りで、ファンもひと安心だ。 ◆これまでの経過▼7月28日 食道がんであることを所属事務所を通じて公表。10月のアルバム発売延期と8年ぶりのソロツアー中止。「しばし治療と静養に充てるお時間をいただいて、また改めてみなさまにお会いできる機会を、心より楽しみにしたいと思っております」とコメント。 ▼31日 TOKYO FMのレギュラー番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」で、収録した肉声で心境を吐露。「『ちょっと休むように』と死んだ両親、姉貴が言ってくれてるんだろうなと。今はへこたれずに、先生に全幅の信頼をお寄せして、がんに正面からぶつかっていこうと考えています。死んでも戻ってきますから」 ▼8月2日 数時間がかりの手術が行われ、転移も見られず、成功。麻酔から覚めてすぐに声が出せた。 ▼3日 少しだが、歩くことができた。 ▼5日 集中治療室(ICU)から一般病棟へ。 ▼7日 「やさしい夜遊び」で、「無事手術が終わり、転移の様子もなく、お医者様からも『最高の出来栄えでした』とのお話をいただきましたので、ご安心ください」とメッセージ。 ▼14日 「やさしい夜遊び」で、「点滴の管がとれ、おならやウンチが出て、数値もよくなっていってます」。
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