大阪市職員の福利厚生施設あれこれ

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ヴィアーレ大阪


感謝
「ヴィアーレ大阪」の画像はredrabbit氏の投稿で寄せられたものです。ご協力有難うございました。

大阪市職員互助組合が60億円も掛けて造った豪華福利厚生施設、一体どんなものか。
在阪日本人のredrabbit氏が現地取材を敢行し、現場画像を収集して当ダメポツアーに投稿して頂いたので早速このページにて紹介しようと思う。
2001年に完成した「ヴィアーレ大阪」は中央区安土町、大阪のオフィス街のどまんなかにある。最寄り駅は「本町」。
ここの7階から14階までは住宅になっている。場所柄もあって家賃が高そうである。
「コーシャハイツ安土町」
また出ましたコーシャハイツ。阿倍野でも見かけた、大阪市住宅供給公社の賃貸物件。
でも、スーパーとか商店街もない大阪のオフィス街。住むにはちょっとねえ。(→物件情報
ここが住宅である事を証明する「住宅標示板」。
そしてこっちの玄関が「ヴィアーレ大阪」の玄関。
一般客も利用できるのだが、基本的には市職員互助組合の建てた福利厚生施設なので
大阪市職員は1割〜2割、割引いた料金で利用できる。
ロビーは超豪華とまではいかないまでも、市職員のための施設でこんなのアリ?とは思うレベル。
フロアマップ。ヴィアーレ大阪の1階〜6階までのうち、5階が職員専用フロアになっております。
(財)大阪市職員互助組合の文字が堂々と書かれております。
5階の職員専用フロアにある、職員専用の「リフレッシュゾーン」。
いわゆるスポーツクラブである。ルームランナーやら腕の筋肉を鍛える器具が見えますね。
5階職員専用フロアのロビー。職員しか使わないので基本的にガラーンとしている模様。
大阪市からの公金補助が打ち切られたら、このまま運営できるかどうか、非常に気になるところ。





呑気に麻雀なんか打ってる場合じゃないよ、職員さん。。。

大阪市職員専用の案内チラシの画像も頂いたので、公開。
あまりこうした施設は使ったことがないので相場がわからんが、やっぱり安いよね。




貸し部屋の賃料だけど、1人1時間350円だよね。一部屋あたりの値段だったら笑うよ。



ついでに職員専用サウナとシャワールームもあります。
これだけ使えて一人500円。貸しタオルも料金に含む。

「大阪市職員互助組合」は、他にも大赤字で経営破たんした「大阪ドーム」の特別観覧VIPルームを4室キープして職員にあてがっている。互助組合という名目なら組合員=職員の金銭負担だけで成り立っているのならそれで構わない。だが大阪市の場合は職員の負担は3分の1だけ!あとの3分の2は大阪市民の税金から負担しているのである。そんなバカな話はあり得ない。

最後にヴィアーレ大阪について、大阪市の福利厚生制度等改革委員会、各委員からのコメント。
大阪市経営企画監所管組織 - 福利厚生制度等改革委員会

<ヴィアーレ大阪について>

  • 特にヴィアーレ大阪については、このような会館を造ったこと自体が間違いであった。大阪市と互助組合の不透明な関係が悪かった。公金は出していないが問題であった。
  • 一般利用についても経営主体がどこかを表示しないなど曖昧さがあり、そのような点を反省しなければならない。
  • 市民の目からすると理解しにくい存在であった。土地は大阪市のもの、お金は互助組合が出した、よって建物は互助組合が使うという契約は、公的機関と職員団体間では不適切であったというような不透明感は一応整理できている。
  • 全てを一新するという意味で、「ヴィアーレ大阪」の名称を変えるべきである。



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