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小倉織の築城氏工芸会奨励賞
陶芸や染織物などの優れた作品を表彰する「日本伝統工芸展」で豊かな色合いが特徴の小倉織の染織家の築城則子さんの作品が入賞しました。
「日本伝統工芸展」は文化庁とNHKなどが主催して毎年開いているもので、ことしは、北九州市八幡東区の染織家、築城則子さんの小倉織の作品、小倉縞木綿帯「面影」が、「日本工芸会奨励賞」を受賞しました。
小倉縞木綿帯「面影」は、こげ茶や黄土、白などおよそ50種類の色に染め分けられた木綿糸を手織り機で織ってたてじまを作りだし、豊かな色のグラデーションを表現しています。
築城さんは北九州市小倉北区生まれの57歳。
小倉織は江戸から明治時代にかけて盛んでしたが、昭和初期から途絶えていました。
築城さんは今から26年前、小倉織を復活させ、北九州市内に構えた工房を拠点に数多くの作品を発表して、国内外で高い評価を得てきました。
ことしの「日本伝統工芸展」の応募作品1981点の中で入賞作に選ばれたのは築城さんの作品含めて16点でした。
築城さんは「1年の最高作を出品したつもりだったので受賞はほんとうにうれしいです。さまざまな色の中から深さや潔さ、品格などを見いだしてもらえたらと思います」と話しています。
「日本伝統工芸展」は来月22日から東京で開催された後、10月から来年の3月まで福岡市を含め全国11都市でも開かれることになっています。
08月25日 17時35分
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