釣り刑事〜竿に掛かった大悪党!!〜 2010.9.6OA
あらすじ
警視庁の元敏腕刑事、鈴木五右衛門(中村梅雀)は、妻の牧恵(益戸育江)と奥多摩でペンションを営んでいる。五右衛門は、釣具屋の伊藤整次郎(樋浦勉)と一緒に釣り糸を垂れる日々を楽しんでいる。
ある日、渓流釣りをしていたペンションの宿泊客、若林直秀(中村圭太)が、吊り橋から墜落死した。若林は牧恵の知人、晴子(高松あい)の夫である。高所恐怖症の若林が、一人で吊り橋へ行くとは考えられないと、晴子は五右衛門に打ち明ける。
五右衛門のかつての同僚、八重樫久吉(村田雄浩)と後輩の城下香津美(石川梨華)が捜査を担当する。
若林は、OA機器商社の経理課長だ。同行していた上司の眞鍋晋治(布川敏和)は、若林は一人で釣りをしていたと証言する。眞鍋はさらに若林が官庁の幹部と癒着していたとほのめかす。
そして、事件の翌日、同じ山中でゴシップ記者の平田守(菊池健一郎)の絞殺死体が発見される。稲田隆蔵(中本賢)による検死結果と現場の状況から、八重樫は、不正を働いていた若林が、平田に脅迫されたため逆上して平田を殺害し、その後、自殺したのではないかと推理する。
だが五右衛門には疑問が残る。八重樫と城下もOA会社の経理書類を調べ、警察の大物幹部が事件に関わりがあるのではないかと、疑いを抱いた。
五右衛門は元刑事の鋭い着眼と、釣り人ならではの知識を駆使して推理を働かせる。五右衛門と八重樫は互いに反発しながらも情報を共有し、事件の真相に迫る…。