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ところで、7月30日に飛田院長と面談したことは書いたが、その内容を少し追加しておこう。 飛田院長は、私を詰るように、 「君は(先生は、と言ったかもしれない)、ブログを本名で書いている! 本名で書いているから勤務先はわかるんだ! だからうちの病院や会社にもたくさん苦情の電話が来ている!」 さて……問題を区切って考えてみよう。 病院(会社)は、社員がブログを本名でやることを禁じているのか? 就業規則には(今、手元に無い)会社の不名誉になることとか、著しく社会的信用を貶めるようなことをしでかした場合、懲戒処分になるというようなことが書いてあったように思う。つまり、酒酔運転とか、児童買春(北大整形外科の大学院生のように)をした場合、会社が社員に懲戒処分を下すことができる。 ところで、本名でブログ(ホームページ)をやっていた病院職員は過去にもいる。たとえば、整形外科医だった石部医師は、ホームページを実名顔写真付でやっていた。 石部医師が問題にならなくて、私が問題になるのは、その「内容」のためなのだろう。 (PS 個人が個人の責任でやっているブログに、病院や会社が責任を取る必要は無い。もし、苦情の電話なり手紙が来たのなら、私のところに回すようにしてくれればいいのである、何も詳しいことは聞かないで。 飛田院長はこの日も、東京の某超有名病院の院長から来たという苦情のことを述べ、私を難詰した。その院長の名前は出さないでおくけれども、そんな院長からの抗議は聞く必要は無い、はっきりと、「そういった話は本人にしてください」と諭せばいいだけのことである。 私のところに苦情が来たならば、誠心誠意対応して、回答を出すなり、どうしてもなっとくしていただけない場合、たとえ裁判になろうが誠実に対応してゆくつもりである。もちろん、どういった人からどのような苦情があったかはブログに報告する。たとえば、東京女子医大の心臓手術事件では、佐藤一樹氏から、ミネルヴァ法律事務所の高名な弁護士を通して苦情がきた。その際は、私も弁護士に相談して、しかるべく対応した話はブログに既に書いてある。 また、1年以上前になると思うけれども、楽天ブログを通して某有名国会議員の顧問弁護士からも「連絡」をいただいたが、これも私の代理人である弁護士の名前と連絡先を先方に知らせてある。これも誠実に対応することによって、問題は消えたようである。今挙げた2つの例では、共に該当する文章を大幅に削除し、佐藤氏に対しては謝罪文も載せてある。 というように、北大なり札幌医大なり、あるいはKK●病院の院長先生方(複数!)なりが、私に直接苦情を言ってきてくれたなら、こちらも内容を吟味して、弁護士と相談して回答する。もっとも、どのような苦情があったかについては、私にもブログに詳しく書く権利がある、手紙の文章などをそのまま引用しない形でそれは可能である。 だから、病院・会社に苦情があったといって私を責めている飛田院長の態度には疑問を思う。そういった苦情があったならば、詳しく私に教えて欲しいと思う。しかし、飛田院長は「苦情が来ている!」と怒り顔で言うだけで、どこからのものか、またその内容はどういったものなのかについては知らせない。 苦情を言ってくるほうも、素性を知られたくないのだろう。 院長を責めたてて、その院長が(怒りにまかせて?)松浦を懲らしめればなんとかなる、と判断しているようである。しかしながら、院長や会社に苦情を言ってみても意味はない。 「そういったことよりも、まず、医局の騒音・臭い・寒さをなんとかしてください、御願します」という話になってしまう。しかし、医局の騒音や悪臭や寒さやその他の劣悪な労働環境は、あまり改善することもなく、副院長は患者の急変を知らせる携帯を放置しても問題ない、と豪語する不思議な病院のままなのである――「問題ない」のだから、そうした事実を誰に知られてもそれこそ「問題ない」というのが病院の考えなのだろうから、こうして記録しておくことにしたのである。) では次に、ブログのどんな「内容」がダメなのか? 詳しい経緯は省くが、私はその点を院長に尋ねた。すると飛田院長は答えた。 「大学の教授たちのことをあれこれ書いてるじゃないか! 誹謗中傷だとして、集団になって名誉毀損で訴えられかもしれないぞ!」 最後のエクスクラメーション・マークは、私の印象で付けたものである。 <集団名誉毀損訴訟> 凄い、そんなのは聞いたことがない。大学、というのは、恐らく北大医学部の教授たちのことだろう。 「えっ? たとえば、日本内科学会認定医試験で不正を勧誘する手紙を送った責任者である浅香正博教授とかが、私を名誉毀損で訴えられるとでも?」 飛田院長は苦々しく笑い、 「そうじゃない」 と応えた。 あとは北大医学部教授に誰がいるだろう? 児童買春医師を世に送った三浪明男? 大動脈穿刺患者死亡札幌市立病院事件の派遣先教授の小池隆夫? PBB病院での弁置換手術で患者を死亡させたことのある松居喜郎? でも、そういうのを書いたからって、名誉毀損になるのだろうか? 「最近はね、君、」と怒りに顔を赤く歪めている(と私には見えた)飛田院長が続けた。「最高裁の判例でも、名誉毀損の判定が厳しくなってきてるんだ。そんなこと、えっ、先生は知らないの? 先生訴えられたらどうするつもりなの!」 親身になって心配してくれているというよりは、私を非難して鬱憤を晴らしているような口調に私には聞こえた。 全国にベット数200以上の病院というのは、3000近くあったと思う。 その3000の大病院にある3000の院長室の中で、 「集団名誉毀損訴訟になるぞ!」 とか 「最高裁の判例が厳しくなってきているのを知らんのか!」 とか、声を荒げている院長がいるのは、日本広しといえども、このPBB病院だけだと思う。 驚かない。 何しろ、ピースボートの参加者募集ポスターが院内に貼ってあったような不思議な病院である、ここは。院長が集団名誉訴訟とか最高裁判例がどうのこうのとかいう不思議な言葉を口に出していたとしても、驚きはしない。 驚きはしないけれども、ストレスは感じている。 「まぁ、そうなったら、いつも相談している弁護士とまた相談しますけど」 と私が応えると、飛田院長は、 「誰なの? 先生が相談している弁護士って誰なの?」 と訊いてきた。 「そんな質問には答える義務はありませんから、答えません」 と私は言った。 │<< 前へ │次へ >> │一覧 │ 一番上に戻る │ |