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[由井学長]
よろしくお願いします。
[インタビュア]
よろしくお願いいたします。
[由井学長]
由井と申します。よろしくお願いいたします。では、質問をどうぞ。
[インタビュア]
まず一番初めにお伺いしたいんですけれど、ホメオパシーとのいちばん最初の出会いというのを是非お伺いしたいと思いまして。
[由井学長]
そうですね。今からもう17年ぐらい前になると思いますけれど、私は潰瘍性大腸炎だったのですね。そしてその病気が2年間ぐらいずっと病んでいまして、なかなか治りませんで、西洋医学もやりましたし、漢方もやって、鍼灸もやって色々やりましたけれど。治らなかったのですよ。そしてまあ2年ぐらいしてからホメオパシーというものと出会いまして、それを受けに行ったわけですけれど。
そうしましたら白い砂糖玉を四粒もらったのです。そのうちの一種類は癌細胞でもう一種類がヒ素だというわけです。それでヒ素なんか飲んだら死んでしまうし、誰の癌かもわからないしという話をしましたら、もう天文学的に薄めているので癌細胞も全く入っていないし、ヒ素も入っていないけれど、癌細胞やヒ素のパターンだけが入っているんだよというわけですよ。まあ、だまされた気持ちになりましたけれど、50ポンドは払いましたので、とってみまして。
そしてとり終わった5日目に、私が26歳の時にインフルエンザにかかりまして、高熱が出て体がブルブルしてなんともならないんだけれど、仕事でどうしても休めなくてもう点滴を打ちながら仕事をしていた時の状況が戻ってきたわけです。不思議と思い出すんですね。体は治りきってなかったんですね。高熱が40.5度ぐらい出ました。まあ三日目ぐらいに這いつくばって電話口に出て、彼を、ホメオパスというんですけれど、ホメオパシーの専門家のマーチンさんを呼んで、「あなたのこの四錠のレメディーをとったら私はもう高熱が出て動けないと。体中が痛くて動けない」と言ったら「おめでとう、よかったね」と言ったんですよ。そして、そうのこうのしているうちに、一週間ぐらい高熱が出ているままでしたけれど、治って行ったわけですね。
熱が治ると同時になんとなくこういろんなことが違ってきたんですね。まず春の光の色。今まで私、庭なんて見てなかったのですけれど。なぜかというと時は金なりという人生を生きてきましたので、庭の花とかそんなものは何も金にも何にもなりませんから、いつも庭師にお願いしていたぐらいだったのです。だけどビクトリアプラムというプラムがあるんですが、その色が真っ白く咲いていて、あー、きれいだなと思いまして。そして庭に出てみたわけです。まだ寒かったですけれど。ロビンというのがいまして。こちらのウグイスみたいのですけれど。胸が赤い鳥ですけれど。
そしてクロッカスも出ていたし、庭中に生命があふれているという感じを受けてしまったわけですよ。私はこういうことも感じる暇もなく働きづめできたんだと思ったら涙があふれてきたんですよ。わーなんて自分を突き動かして夜も寝ないでやってきたんだろうと思いまして。で、そんなことをしているうちに昔の感情が吹き出てきたんですよ。私はうちの母親にほめてもらいたかったから一生懸命やっていたんだというのがよくわかったし、自分が完璧にできない時に自分を責め立てるんだということもわかったし、自分には自分は容赦しないんだということもわかったし、いろいろいろいろ感情が出てきたんですよ。
そして1ヶ月が経ちましたら、まあ泥状のような便だったのですけれど、きちっと形がある便になったんですね。もちろん血便は止まっていました。それで私、これはすごいなと思ったのですよ。病気が治ることもさることながら、いちばんすごいなと思ったのは、治る過程の中で自分の中で未解決だった心の「自分を許さない、完璧でなくてはならない、弱い自分は駄目なんだ」と思った心が吹き出てきたんですね。ホメオパシーというのはなんだろうと思ったんですよ。だからすごい療法だなと思って。それからいろいろ、潰瘍性大腸炎はだいたい症状としては1ヶ月ぐらいですっとよくなりましたね。 |
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