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【格闘技】

HAGE見納め!? 堀口勝って 植毛8千本

2010年8月24日 紙面から

 本紙創刊55周年を記念した東京中日スポーツ杯サマー・アドベンチャー・タッグリーグの決勝トーナメントが24日、東京・後楽園ホールで行われる。予選リーグを突破した4チームが、賞金200万円と本紙の1面(!?)を懸けて戦う。注目はBブロックを1位で通過し、HAGE(エイチ・エー・ジー・イー)旋風を起こしている堀口元気(31)、斎藤了(31)組だ。5日の後楽園大会で、堀口は優勝して植毛し、本紙の鈴木遍理報道部長にも「おすそ分けする」と宣言。決戦を控え、「部長、フサフサの人生を一緒に歩もう」と“ハゲしく”語った。 (聞き手・森合正範)

 −いよいよ決勝Tですね

 堀口(以下堀) あと2勝で植毛できるぞ〜

 −斎藤選手、優勝賞金200万円を堀口選手にあげていいんですか

 斎藤(以下斎) 問題ないです。堀口さんが植毛するお代になるので

 −堀口選手はいつからHAGEてきたんですか

 堀 オイ、いきなりそんな質問かい! まあいいや。24歳くらいかな

 −若いころからだったんですね。一説にはサーフィンをやっていて、パーマ当てたりして、髪の毛を痛めたという話も

 堀 それもあるけど…

 斎 すごく進行速かったですよ。光ファイバー並み(笑)。レスラーたちはみんな楽しんじゃって、試合中、雑に堀口さんの髪の毛を引っ張ったりするんです。抜けるわ、抜けるわ。試合後ガバッとリング上に髪の毛が落ちてましたもん

 堀 ちょっと、ここまでHAGEの話ばっかりじゃないですか!

 −いや、え〜と(しどろもどろに)2人は試合巧者ですし、リング上のファイトでもすごく引きつけるものがありますね

 堀 フフフ、まあね

 斎 こういうキャラだけど、簡単には負けないよ

 堀 オレたち結果残してるから。ツインゲート王者にもなってるし

 斎 コミカルなところが強調されて、強さが薄れているんだよなあ

 堀 薄いだと?

 斎 試合 も激しいしね

 堀 ハゲしいだと?

 −いちいち反応しなくていいです(笑)。そろそろ本題にいきましょう

 堀 まだ本題に入ってないのかい!

 −決勝Tで特に注意するチームはどこですか

 斎 土井吉、クネスカ、鷹木&YAMATO、どこも強敵。でも、モチベーションが違う。植毛にかける思いは強いよ

 −やっぱりそこですか。ちょっと調べてみたんですけど、200万円だと約8000本植毛できますよ

 堀 へぇ〜。東京ドーム2個分くらいかあ

 斎 オイ! それじゃあ、フサフサになりすぎだよ。(手のひらを指し)これくらいしかないよ

 堀 はあ…。(ボソッと)ダメだよ、埋まんない。余った部分どうしよう。植える配分が難しいな

 斎 東京中日スポーツの部長さんにもおすそ分けするって言ったし。堀口さんは真ん中にピヨって植える感じ。なんかヒヨコみたいだなあ(笑)

 −部長にはどれくらいおすそ分けするんですか

 堀 半分でいいよ。4000本あげますよ

 −いよ、太っ腹! でも、部長も植える配分がちょっと難しいですね

 堀 真ん中の後ろだけ植毛してさあ。武士のちょんまげみたいにしてもらおうよ。ちょうど悪代官みたいな顔してるし

 −アハハ、笑いすぎて腹痛い。悪代官って最高な例えです! 部長にちょんまげの植毛で悪代官になってもらいましょう

 堀斎 ……。(口をそろえて)そんなこと上司に言っちゃっていいの? オレたち知〜らない

 −え〜っと、優勝なら本紙の1面(!?)です。「堀口 植毛」という見出しが躍りますかね

 斎 フフフ…、微妙に話題変えたな。まあ夢はでかいですよ。なんてったって「植毛」なんて見出しこれまでないでしょ

 −そうですね。それでは最後に意気込みを

 斎 堀口さんに200万円あげるのが僕の仕事。必ず優勝します

 堀 部長、HAGEにおさらばしてバラ色の、いや、フサフサの人生を一緒に歩みましょう。あなたは50歳過ぎてるけど、人生を変えてあげますから。24日、お楽しみに!

 ◆横須賀享&K−ness.(Aブロック1位) このタッグリーグ戦は、クネスカの本紙襲撃(7月22日)から始まった。鈴木部長を血祭りにした後、「1面と優勝カップを用意しろ」と要求。予選リーグを無敗で通過、「優勝カップにクネスカの名前を入れておいてくれ」と早くも気分は優勝だ。果たしてクネスカで始まりクネスカで終わるのか!?

 ◆吉野正人&土井成樹(Aブロック2位) 「土井吉」は07年、08年の優勝チームでドラゲーを代表するタッグチーム。予選リーグではクネスカに不覚をとったが3度目制覇へ自信は揺るぎない。土井が「賞金より、東京中日スポーツの1面がほしい」と語れば、吉野は「大丈夫! もらったようなもの」と優勝宣言。間違いなく大本命チームだ。

 ◆鷹木信悟&YAMATO(Bブロック2位) この1年、飛躍的に成長したのが前年覇者の鷹木組だ。YAMATOはドリームゲート王座を奪取し、鷹木はキング・オブ・ゲートを制覇。実力も勢いもある両者だ。「この1年、これだけ成長したんだから、2連覇は間違いないだろ!」。その言葉通り本紙贈呈の優勝カップを手にすることができるのか−。

 

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