金髪、キャミ、ミニスカ…４３歳女装教諭、下着ドロ

　女装してコインランドリーで女性用下着を盗んだとして、福岡県警早良署は２４日、窃盗の疑いで佐賀県立盲学校教諭、平野剛容疑者（４３）＝佐賀市大和町東山田＝を逮捕した。同署によると、容疑を認めている。

　逮捕容疑は７月１８日午前３時ごろ、福岡市城南区干隈のコインランドリーで、乾燥機の中から派遣社員の女性（２２）の下着２点（ブラジャーとショーツ、計１０００円相当）を盗んだ疑い。女性が下着を乾燥機に入れていったん立ち去ると、女装した平野容疑者とみられる人物が、乾燥機から下着を取り出し持ち去る姿が防犯カメラに写っていた。

　金髪のかつらをかぶり、ひざ上２０センチ以上のミニスカート姿に黒いストッキングばきで脚線美を強調。何らかの“豊胸”で、キャミソールから胸の谷間を大胆に露出。さらにネックレス、ハンドバッグなどの装飾品も身に着け、女性に成りすましていた。

　洗濯物を取りに来て下着がなくなっていることに気付いた女性が、コインランドリー前に止めた車の運転席に女装姿で座っている不審な男を発見。車のナンバーを後日警察に届けて、平野容疑者が浮上した。

　同署は平野容疑者の自宅を家宅捜索し、女性用の下着やストッキング、ブラウス、スカートなど衣類のほか、ブーツやかつら、ハローキティのポーチ、化粧品など女装グッズ約１５０点を押収。女装の参考にしたとみられるファッション誌も複数見つかった。

　佐賀県教育委員会によると、平野容疑者は９１年４月に県教職員として採用され、今年４月から県立盲学校に勤務。勤務態度には特に問題はなかったという。同教育委員会は「事実関係を確認した上で、厳正に対処したい」とのコメントを出した。

[ 2010年08月25日 ]