激化する10代タレントの「セクシー度」争い(下)

わいせつ基準なし、ガイドライン作成へ

 白長官は「この数年間、未成年タレントが多数、スターとして注目を浴びているが、韓国の法律は時代の変化に追い付いていない」と話す。例えば、放送法は児童・少年少女が「視聴者」である場合を前提に、「わいせつや暴力を助長してはならない」と規定しているだけで、児童・少年少女がわいせつや暴力の主役になる場合については言及していない。また、わいせつ・暴力の範囲・程度もあいまいだ。

 シム代表は「テレビで『太ももコンテスト』を開き、現役女子高生の女性アイドルグループ・メンバーがヒップダンスを踊っているというのに、女子高生のセクシー・グラビアを問題視するのはダブルスタンダート(二重基準)」と断ずる。その言葉通り、実際に韓国のテレビ局は、未成年のセクシーなダンスや歌をフィルターにかけることなく放送してきた。先月24日にMBCで放送された番組『世の中を変えるクイズ』では、ガールズ・グループ「4minute(フォーミニット)」のヒョナ(18)が強烈なインパクトのヒップダンスを披露、中年の男性タレントらが「(ドキドキしすぎて)心臓にきそう」などと騒ぎ立てた。

露骨な「セクシー度」争い

 本紙が1997年以降に人気を呼んだ主な女性アイドル・グループを分析したところ、より露骨に、そして過激に、「若さ」と「セクシー・ボディーやダンス」を強調するグループが増えていた。かつての少女アイドル・グループはキュートなイメージでデビュー、20代になってからセクシーなイメージに変えていったが、2009年以降に登場したグループは、半数以上がデビュー当初からセクシーさをアピールしている。

 音楽評論家のキム・ジャッカ氏は「ワンダーガールズや少女時代がブレークして以来、後発のガールズ・グループが雨の後の竹の子のように次々とデビューしたため起きた現象。最近のガールズ・グループはほとんどが『脱がない。でも、全部見せてあげる』という路線で、テレビカメラも10代の女性歌手がダンスをするとき、全身を撮るのではなく、下半身やバストだけを撮るなど刺激的だ。だが、今の芸能界やテレビ界には、こうしたことを深刻に考えておらず、残念に思う」と懸念している。

金秀恵(キム・スへ)記者

金慶和(キム・ギョンファ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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