代表監督問題を説明…きょう異例の途中報告会見
次期日本代表監督との交渉が長期化している日本サッカー協会の原博実技術委員長がきょう24日、緊急帰国し、異例の途中報告会見を開くことになった。帰国は日本協会側が命じたもので、大仁副会長は「9月4日に大事な初戦(パラグアイ戦)があるので帰国させる。経緯報告と今後の対策を早急に練らないといけない」と説明した。
交渉途中での帰国という異例の事態。既に条件面の提示などは済んでおり、支障はないというが、大仁副会長は「状況は1週間前と変わっていない。交渉相手?非常にいい相手です。経過報告の中で、名前が出てくるかもしれませんが…」。順調とも難航ともとれる微妙な発言に終始した。
また就労ビザ取得の準備などは進んでおり、人選の遅れに伴う代行監督については「今は考えていない」と明言。その一方で原委員長以外の監督人選案についても「あすの話し合い次第では分からない」と急転の可能性も示唆した。長期化の様相を見せる次期監督問題はついに過去に例のない途中報告会を迎える。ようやく方向性が示される見通しとなった。
[ 2010年8月24日付 ]
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