「ノア」(22日、有明コロシアム)
潮崎豪が中邑真輔との延長死闘を制し、GHC王座奪回戦のパスポートを手中にした。新日本のG1公式戦(15日・国技館)で30分ドローに終わった両雄の決着戦は、有明に舞台を移してゴングが鳴った。意地の対決はボマイェを許しながらも耐え抜き、ラリアートからゴーフラッシャーで追い込んだ。そして最後はリバース式の変形ゴーフラッシャーで計49分8秒の死闘に決着をつけた。
10周年大会は棚橋、佐々木に続く外敵との3番勝負を2勝1敗でクリア。「すごい選手だとは分かっていた。今日は紙一重」という中邑戦突破で、気持ちもGHC王座挑戦へ切り替わった。昨年12・6武道館大会では杉浦にベルトを明け渡したが、今度はリベンジ奪回へ決起。「オレしかいないだろう」と、命運対決を見据えた。
(2010年8月22日)