芦川いづみさんのメガネ姿/あした晴れるか(昭和35年日活)
芦川いづみさんがメガネをかけた映画のスチール写真をかなり前に見た記憶がある。(以下、敬称略します)
一体どの映画かなと思っていたけど長い間そのままになっていて、その特徴的なメガネ姿からはどう見てもコミカルな映画かなと思っていた。女性が普段かけるようなメガネでは無かったから。
その映画にやっと巡り合った。
「あした晴れるか」(昭和35年日活)だ。
自分では赤いメガネかと思っていたが、黒いメガネ。
やはりコメディータッチの映画で、監督は、かの有名な中平康。主演は石原裕次郎だが、石原裕次郎・芦川いづみ主演と言ってもいいくらい。
この映画での芦川いづみは、他の出演作のイメージと違って面白い。こういう彼女を見られるのは楽しいし、さすが演技力がすごいのだろう。酔っ払ったシーンやコミカルなシーンと今までの清純派のイメージと随分違うではないか!
ところで自分が芦川いづみを初めて知った映画は何だったのだろう?出演リストを眺めてみる。んん〜?(出演リストはこちら)
多分(テレビ放送で見た)昭和30年代後半の吉永小百合らの青春映画で先生役とかお姉さん役で芦川いづみという女優を知った可能性が高いかな〜。
今月「洲崎パラダイス 赤信号」(昭和31年)を初めて見たけど、芦川いづみも出演ていた。そういえば「佳人」(昭和33年)も最近見ました。その他初期の作品を含め、まだまだ全部の出演作を見ていない。
彼女の出演する映画で一番好きな作品は(今のところ)やはり「あいつと私」(昭和36年)かな。これは石坂洋次郎原作で石原裕次郎復帰作だよね。スキーでケガをしたんだっけ。この映画のナレーション(目線)は芦川いづみだから、芦川いづみ主演と言えなくもない。
「あした晴れるか」は、とても楽しめました。
芦川いづみvs.中原早苗が面白いし、芦川いづみの弟役で杉山俊夫が準主演。草薙幸二郎も笑わせる。こんな悪役がいたら面白い。三島雅夫もいい味出している。脇役で銀座の花売り娘役の刈屋ヒデ子もちょっと気になる。
杉山俊夫がボウリング場でバイトをしているが「ピンボーイ」というの?手動でピンをセットしていたなんてビックくらこいた。何かかなり、きつそうなバイトである。
話はそれるが、自分が学生の頃はボウリングのスコアは自分たちが手書きでつけるのが普通だった。ちょうどコンピュータが自動的にスコアを付けてくれるところが出だした頃。まあ地域にもよるだろうけどね。今の若い子はスコアのつけ方とか分からないんじゃないかな?(そんなことないか。)
矢巻みはる(芦川いづみ)と昌一(杉山俊夫)は実際の姉弟でなく、本当はいとこという設定。昌一の家族が戦争で死んで叔父(信欣三)に引き取られたという。そうだよな。当時なら戦争の陰が何気なく普通に存在しているんだ。 戦後15年しか経ってないもんなあ。
映画のラスト、窓ガラスに何て書いてるのだろうと思ったら「昨日風吹き、今日は雨降り、明日晴れるか」なんだね。ネット上の映画あらすじを見たら載っていた。しかもこれを書いていたのは矢巻しのぶ(渡辺美佐子)だったとは。映画中央のアフリカ探検の大騒ぎで、左端に立っている渡辺美佐子の存在に気づかなかった。
映画データ
あした晴れるか
製作:日活
1960(S35)10.26公開
91分 カラー 日活スコープ
監督:中平康
助監督:西村昭五郎
脚本:池田一朗 、中平康
原作:菊村到
音楽:黛敏郎
NECO解説(あした晴れるか)
一体どの映画かなと思っていたけど長い間そのままになっていて、その特徴的なメガネ姿からはどう見てもコミカルな映画かなと思っていた。女性が普段かけるようなメガネでは無かったから。
その映画にやっと巡り合った。
「あした晴れるか」(昭和35年日活)だ。
自分では赤いメガネかと思っていたが、黒いメガネ。
やはりコメディータッチの映画で、監督は、かの有名な中平康。主演は石原裕次郎だが、石原裕次郎・芦川いづみ主演と言ってもいいくらい。
この映画での芦川いづみは、他の出演作のイメージと違って面白い。こういう彼女を見られるのは楽しいし、さすが演技力がすごいのだろう。酔っ払ったシーンやコミカルなシーンと今までの清純派のイメージと随分違うではないか!
ところで自分が芦川いづみを初めて知った映画は何だったのだろう?出演リストを眺めてみる。んん〜?(出演リストはこちら)
多分(テレビ放送で見た)昭和30年代後半の吉永小百合らの青春映画で先生役とかお姉さん役で芦川いづみという女優を知った可能性が高いかな〜。
今月「洲崎パラダイス 赤信号」(昭和31年)を初めて見たけど、芦川いづみも出演ていた。そういえば「佳人」(昭和33年)も最近見ました。その他初期の作品を含め、まだまだ全部の出演作を見ていない。
彼女の出演する映画で一番好きな作品は(今のところ)やはり「あいつと私」(昭和36年)かな。これは石坂洋次郎原作で石原裕次郎復帰作だよね。スキーでケガをしたんだっけ。この映画のナレーション(目線)は芦川いづみだから、芦川いづみ主演と言えなくもない。
「あした晴れるか」は、とても楽しめました。
芦川いづみvs.中原早苗が面白いし、芦川いづみの弟役で杉山俊夫が準主演。草薙幸二郎も笑わせる。こんな悪役がいたら面白い。三島雅夫もいい味出している。脇役で銀座の花売り娘役の刈屋ヒデ子もちょっと気になる。
杉山俊夫がボウリング場でバイトをしているが「ピンボーイ」というの?手動でピンをセットしていたなんてビックくらこいた。何かかなり、きつそうなバイトである。
話はそれるが、自分が学生の頃はボウリングのスコアは自分たちが手書きでつけるのが普通だった。ちょうどコンピュータが自動的にスコアを付けてくれるところが出だした頃。まあ地域にもよるだろうけどね。今の若い子はスコアのつけ方とか分からないんじゃないかな?(そんなことないか。)
矢巻みはる(芦川いづみ)と昌一(杉山俊夫)は実際の姉弟でなく、本当はいとこという設定。昌一の家族が戦争で死んで叔父(信欣三)に引き取られたという。そうだよな。当時なら戦争の陰が何気なく普通に存在しているんだ。 戦後15年しか経ってないもんなあ。
映画のラスト、窓ガラスに何て書いてるのだろうと思ったら「昨日風吹き、今日は雨降り、明日晴れるか」なんだね。ネット上の映画あらすじを見たら載っていた。しかもこれを書いていたのは矢巻しのぶ(渡辺美佐子)だったとは。映画中央のアフリカ探検の大騒ぎで、左端に立っている渡辺美佐子の存在に気づかなかった。
映画データ
あした晴れるか
製作:日活
1960(S35)10.26公開
91分 カラー 日活スコープ
監督:中平康
助監督:西村昭五郎
脚本:池田一朗 、中平康
原作:菊村到
音楽:黛敏郎
NECO解説(あした晴れるか)
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