カメラマンのリクエストに応えて忍者ポーズをとる加藤清史郎=東映京都撮影所
NHK大河「天地人」をきっかけに大ブレークした人気子役・加藤清史郎(9)の初主演作となる映画「忍たま乱太郎」(来夏公開)の撮影がこのほど報道陣に公開された。メガホンをとるのは海外でも高い評価を得ている奇才・三池崇史監督(50)。人気アニメの実写版で、“こども店長”が“こども忍者”になる。
帽子、甚平にサンダルと大好きな阪神ルックで撮影所入り。セットでは丸メガネに忍者姿でおせんべいを共演者と半分ずつ分けて食べていた加藤は「撮影は楽しいです。夏休みの宿題は現場でやっています。たまに、ものの取り合いとかでケンカになると、年下のぼくが止めに入っちゃうので、ガーンと言われちゃったりします…」と子供だらけの現場ならではのエピソードを披露。ワイヤにつられてがけを登るシーンにも初挑戦したが「怖くなかったです」と笑顔を見せた。
そんな加藤について三池監督は「(彼は)別格。演技が好きなんだね」と絶賛。「清史郎はぼくと同じビジュアルが見えるみたい。演技でこうしてほしいというと、すぐに分かる。(子役)みんながしっくりこない時は『ここはこういう場面だから、こうしよう。みんな頑張ろうね!』とか言ってる。いい監督になると思うよ」と舌を巻いていた。
「忍たま‐」は、戦国時代、忍術学校に入学したドジだけどお人よしの乱太郎(加藤)らの学園生活を描く物語。