パフォーマンスをする山田親太朗
「a‐nation’10 powered by ウイダーinゼリー・大阪公演(デイリースポーツ主催)」(22日、長居)
関西に、2日続けて“沖縄の風”が吹いた。沖縄出身の山田親太朗(24)がリーダーを務めるサーターアンダギーがゲスト出演。21日に故郷代表の興南高校が春夏連続全国制覇した決勝戦の観衆を6000人も上回る53000人の前で「沖縄に行きませんか」など2曲を披露し、ビッグイベントに花を添えた。
人気番組「クイズ!ヘキサゴン2」から生まれた男性3人ユニットだが、慣れないビッグステージには得意なはずのトークでもカミカミ。失敗の連続に山田は、「興南の(エース)島袋くんと同じマウンドに立った気分でしたが、トークがグダグダだったんで…、チキンハートが出ちゃいました」とボヤいた。
前日は、故郷の代表の戦いに酔いしれた。山田の両親が興南高出身ということもあり、決勝戦当日は試合の行方に一喜一憂。試合時間帯には東京で「ヘキサゴン」の収録だったが、「試合が気になって集中できませんでした。優勝したときはうれしくて、感動しました」と振り返った。
その熱戦を超える熱いステージを展開した3人。メンバーの森公平(22)は「夢のような舞台でした。人が人に見えないぐらい多かった」、松岡卓弥(21)も「歌は良かったと思う。気持ちよくて最高でした」と満足げな表情。甲子園にも負けない大舞台は3人にとって大きな経験となった。