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道内

道内大雨 東川で道路陥没 車3台転落、男性死亡

(08/24 12:08、08/24 19:57 更新)

陥没した道路から川に転落した乗用車=24日午前9時30分、道道旭川旭岳温泉線の上川管内東川町勇駒別の上忠別橋付近

陥没した道路から川に転落した乗用車=24日午前9時30分、道道旭川旭岳温泉線の上川管内東川町勇駒別の上忠別橋付近

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 道内は24日、発達した低気圧の影響で、未明から各地で記録的な激しい雨に見舞われた。上川管内東川町勇駒別の道道では、忠別川にかかる上忠別橋の付け根部分の道路が陥没し、車3台が転落した。道警が付近を捜索し、橋から約200メートル下流の川岸で男性1人が倒れているのを発見したが、死亡が確認された。また、道路が流されるなどして東川町の天人峡温泉で電気や電話が不通となり、断水している。

 札幌管区気象台によると、1時間当たりの雨量は、日高管内平取町仁世宇で58・5ミリ、石狩市厚田で53・5ミリ、札幌市42・0ミリなどと、道内7カ所で1976年のアメダスによる観測開始以降、最大を記録した。

 上忠別橋付近の陥没は幅7メートル、深さ4メートルにわたり、車3台が転落した。死亡した男性は旭川市春光2の7、旭岳ロープウェイ従業員立井進さん(41)と確認された。このほか、2台の乗用車を運転していた男性2人が軽傷。

 道警は、立井さんが2台の前方を走行していて転落し、川に流され死亡したとみている。立井さんの軽乗用車は倒れていた場所から約100メートル下流で見つかった。

 同町の天人峡温泉につながる道道も、温泉の手前約2キロの地点で土砂崩れなどで寸断され、孤立している。東川町によると、4施設に計324人が取り残され、宿泊施設で足止めされている。

 道危機対策課などによると、家屋の被害は、床上浸水が滝川市、石狩市の計5戸、床下浸水が滝川市、赤平市などで48戸。石狩市内の5小中学校が臨時休校した。北電苫小牧支店によると、24日午前6時40分ごろ、日高管内新冠町の一部からえりも町にかけての約3万5千戸で最大1時間の停電があった。

 正午現在、JR北海道によると、特急など78本が運休や部分運休となっている。道警交通管制センターによると、国道は2路線2区間、道道は13路線13区間が通行止め。

 同気象台によると、24日夜にかけて、十勝地方などで一時的に激しい雨が予想される。その後天候は回復に向かう見込みだが、同気象台は土砂災害や河川のはんらんに注意を呼び掛けている。

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