金融危機の悪化傾向に歯止め─ソロス氏=報道
[ベルリン 11日 ロイター] 米著名投資家のジョージ・ソロス氏は、金融危機の悪化傾向が和らいでおり、各国の景気対策が奏功し始めているとの見解を示した。ドイツのフランクフルター・アルゲマイネ紙が11日、報じた。
ソロス氏はまた、アジアが一番先に危機から抜け出すと予想するとともに、中国が米国を追い越し、世界の成長エンジンとなるとの見方を示した。
ソロス氏は「経済の急激な落ち込みには歯止めがかかり、金融システムの崩壊は回避された。各国の景気対策が奏功し始めている。悪化の動きが緩和している」と指摘。「回復がこれまでの落ち込みの半分程度を埋め合わせ、その後、停滞期に移ると予想している」と述べた。
ドルについては、既に弱いとの見方を示し、「むしろ、ドルがユーロに対して大きく値下がりするとはみていない」と付け加えた。
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ドル/円15年ぶり安値:こうみる
外為市場では24日午後4時過ぎにドル/円が84.72円を下回り、15年ぶりの安値を更新。一時84.58円まで下落した。
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