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【口蹄疫】感染経路「特定に至らず」 農水省中間報告
宮崎県の口(こう)蹄(てい)疫問題で、感染経路の調査を進めている農林水産省の疫学調査チームは24日、同省で検討会を開き、「(海外から国内への侵入経路は)特定に至っていない」とする中間報告をまとめた。検討会後に記者会見した津田知幸チーム長は、今後の調査の見通しについて「(経路の特定は)なかなか難しい」と述べ、原因究明は困難との見方を示した。
中間報告は、宮崎県内での口蹄疫の最も早い感染事例について、これまで指摘されてきた4月23日に6例目と認定された都農町の水牛で、3月中旬には感染していたとの見方を示した。ただ調査チームによると、6例目の農場は聞き取り調査に対し「感染経路の心当たりはない」と応じており、さらにさかのぼった調査は難しいという。
農水省は文章の表現などを整理した上で、8月25日以降に中間報告の文書を公表する予定。