サイエンス

文字サイズ変更
はてなブックマークに登録
Yahoo!ブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

口蹄疫:飼育再開11月…宮崎5町長が県に伝える 

 宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、被害が集中し、20万頭を超える牛、豚すべてが殺処分された川南町など県央部の5町長は、11月1日に家畜の飼育を再開することで一致した。5町長が23日にあった県農政水産部との協議の中で伝えた。

 同町のほか、都農、高鍋、木城、新富の4町。県は経営再開前に「観察牛」を約3週間農場に入れ、安全性を確認することにしている。県農業大学校など県施設では27日の「終息宣言」後速やかに観察牛を導入し、5町でも9月中旬ごろに導入する。

 県は同時に「家畜ゼロ」となった5町で再生の「モデル地区」を構築する。モデル地区には、家畜の慢性疾病(伝染病)が入り込まない▽飼育環境を適正規模にする--などを盛り込む予定。

 一方、5町と隣接しながら4割の家畜が残っている西都市では、終息宣言直後にも観察牛を導入し、経営再開を急ぐ。橋田和実市長は「5町とは事情が違う。家畜市場の再開に合わせて9月20日ごろには新たな飼育を再開したい」としている。【古田健治、小原擁】

毎日新聞 2010年8月25日 0時35分(最終更新 8月25日 0時53分)

PR情報

サイエンス アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド