世界経済危機、「深刻かつ持続的」影響もたらす=ソロス氏
[ブダペスト 26日 ロイター] 著名投資家のジョージ・ソロス氏は26日、世界経済危機について、「深刻かつ持続的な」影響をもたらすだろうと述べるとともに、刺激策の解除は困難なプロセスになるとの見通しを示した。
ブダペスト訪問中の同氏はハンガリー公共テレビとの短時間のインタビューの中で、世界は危機の教訓を学び、金融市場規制を総点検する必要があると述べた。
危機が終息したらそれが行われないと懸念するか、との質問には「全くその通りだ。なぜなら、危機から1年が経って金融の枠組みが首尾よくまとまり、短期金融市場が回復し始めた今、悪夢にすぎないとして人々はこれ(危機)を忘れたがるものだからだ」と答えた。
信用収縮緩和のため実施した政府融資保証など、刺激策の巻き戻し・終了は非常に困難だろうとも指摘した。
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ドル/円15年ぶり安値:こうみる
外為市場では24日午後4時過ぎにドル/円が84.72円を下回り、15年ぶりの安値を更新。一時84.58円まで下落した。
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