野村などが保有する台新金融株に中国の銀行が関心=台湾紙

2009年 11月 12日 14:06 JST
 

 [台北 19日 ロイター] 台湾の工商時報によると、米プライベートエクイティ(PE)ファンドのニューブリッジ・キャピタルや著名投資家ジョージ・ソロス氏のファンド、野村ホールディングス(8604.T: 株価, ニュース, レポート)に、台湾・台新金融(2887.TW: 株価, 企業情報, レポート)株の買収に関心を持つ複数の中国の銀行が接触している。同紙は株式の売却額が300億台湾ドル(9億2300万米ドル)になる可能性があるとみている。

 台新金融は台湾第4位の上場金融持ち株会社。

 記事は中国の銀行名は特定していない。

 台湾は早ければ来週にも中国との間で金融機関の連携強化に関する金融サービス協定覚書(MOU)を締結する見通し。

 工商時報によると、台新金融株の取得が実現すれば、中国の銀行は同社の最大株主となる。

 ニューブリッジは台新金融株の21%、ソロス氏のファンドは4%、野村は3.2%を保有しているという。

 台新金融は今年5月、戦略的提携について中国の銀行5行と協議していることを明らかにしていた。

 
 
 
 
 
 

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