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ホルムズ海峡を航行中の大型原油タンカーが爆発とみられるトラブルで損傷した。この事件では、アルカイダ系グループが犯行声明を発表したが、爆発物が何であるかは不明である。
・ 機雷
・ 魚雷
などだろうと、軍事オタクが推定しているが、直接的な爆発攻撃ならば、船体が損傷しているはずだ。感応式の魚雷だとしても、やはり船体が破損しているはずだ。
その一方、次の動きも見られた。
タンカーの周辺では、衝撃の約3分前まで、前方で小型船が頻繁に方向を変えるなど不審な動きを取っていたことが分かっている。船体の損傷状況や船員の証言、各種の記録などから、タンカーは魚雷などが直接衝突したのではなく、船体の近くの海中で大規模な爆発が起きて船体が損傷したとみられ、
( → 朝日新聞 2010-08-19 )
衝撃の2分半前には、前方に小型船がいた。そして、その2分半後に、その場所に到達して、爆発が起こった。ということは、爆発が起こった場所は、小型船がいた場所だ。
( 記事の図によると、距離は 700メートルで、時速 25キロだから、1.68分で、そこに到達する。タンカーの長さを考えると、船尾がそこに到達するには、2分半後ぐらいになる。)
つまり、爆弾が船に接近したのではなく、爆弾のあるところに船が接近したのだ。そして、爆発が起こった。
とすれば、論理的な帰結は、ただ一つ。
「時限爆弾を、2分半後に爆発するようにしておいて、海中に投棄した」
そして、2分半後に、船がその海域に来たときに、爆発が起こったわけだ。
こう考えれば、何も不思議なことはない、とわかる。特に、次の2点だ。
・ なぜ船体から離れたところで爆発したのか?
・ なぜ船体の後部付近で爆発したのか?
いずれも、いい加減な浮遊物だったからだ。まともな爆弾ならば、船体のそばで爆発するはずだし、もしそうならば、船体が近づいたときに、船首のあたりで爆発するはずだ。(最初に船体を感知したときに爆発する。)
実際には、感知する装置はなくて、ただの時限装置があっただけなのだろう。ようするに、過激派の時限爆弾と同じレベルであって、軍事レベルではない。
これが真相であろう、と私は推定する。
( ※ たぶん正しいだろうが、「絶対に正しい」と主張する気はありません。あくまで推定。)
【 追記 】
時限爆弾だとすれば、ある程度は、回避が可能だ。
小型船(敵船)は、タンカーの進路上に時限爆弾を落としてから、去ったはずだ。とすれば、タンカーが時限爆弾を避けるには、それまでの直進をやめて、方向転換すればいい。そうすれば、時限爆弾のある場所を回避できる。
時限爆弾であるかどうかは確定していないが、その可能性がある以上、同じことがあった場合、上記の回避行動を取ることがお勧めだ。そうすれば、タンカーは被害を避けることができる。(かわりに、船から離れたところで、水柱が立つはずだ。船員は濡れないように注意しよう。また、船員は船内から外に出てはいけない。)
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