口蹄疫に追加で８８億円、野田財務相

　野田佳彦財務相は２７日の閣議後会見で、宮崎県で発生した口蹄（こうてい）疫対策として家畜伝染病予防法に基づき２０１０年度予算の予備費から追加で８８億円を支出することを決めたと発表した。家畜を殺処分にした農家への手当金などに充てる。支出は今回を含む過去３回分を合わせて、計４１１億円に膨らんだ。

　野田財務相は「今回の想定を上回る額がさらに必要になる場合は、改めて必要な財源措置を講じる」としている。

　口蹄疫は同日午前０時で宮崎市内の発生地を中心とした家畜の移動、搬出制限区域が解除され、８月２７日には宮崎県から最終的な「終息宣言」が出される見込み。