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15年ぶりの円高ドル安水準

8月24日 22時9分

24日のロンドン外国為替市場は、アメリカ経済の先行きに対する不安などを背景としたドル売り円買いの動きが強まり、円相場は一時、1ドル=83円台まで値上がりし、およそ15年ぶりの円高ドル安水準となりました。

24日のロンドン外国為替市場は、アメリカやヨーロッパ経済の先行きへの不安を背景に、ドルやユーロを売って円を買う動きが強まりました。また、急激な円高の進行に対して、政府・日銀が具体的な対応を示していないと受け止められたことも円買いにつながりました。この結果、円相場は1ドル=84円を突破して、一時、1ドル=83円台後半まで値上がりし、およそ15年ぶりの円高ドル安水準になりました。また、円はユーロに対しても、1ユーロ=105円台まで値上がりし、およそ9年ぶりの円高水準となっています。市場関係者は「政府・日銀による円高を食い止めるための市場介入がきわめて難しいと市場でみられていることも、投機的な円買いを後押ししている」と話しています。