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口てい疫 ウイルス性質調査へ

8月24日 21時48分

宮崎県の口てい疫の問題で、専門家などでつくる農林水産省のチームは、感染の実態の解明を進めるため、今後、今回のウイルスを豚に接種し、発病の状態を再現するなどしてウイルスの性質を詳しく調べることになりました。

これは口てい疫の感染ルートなどの調査を進めている専門家などでつくる農林水産省のチームが24日に明らかにしたものです。実験は、東京・小平市の動物衛生研究所で行われ、今回の口てい疫のウイルスを豚に接種し、どのような症状が出るのかや、同じ部屋で飼育する豚にどのように感染が広がるのかを再現するということです。こうした実験は平成12年に口てい疫が発生したときにも行われていて、専門家チームでは、ウイルスの性質を詳しく調べ感染の実態の解明を進める考えです。専門家チームの動物衛生研究所の津田知幸企画管理部長は「今、実験を準備中で、ウイルスの性質を明らかにして感染ルートの解明につなげたい」と話しています。