沖縄で原油備蓄合意 経産省とサウジ国営石油会社

2010.6.15 05:00

 経済産業省は14日、サウジアラビアの国営石油会社「サウジアラムコ社」と、沖縄県内にある原油タンクの活用計画で合意したと発表した。サウジアラビアがアジアで作る初の原油備蓄拠点になる。

 利用するのは沖縄県うるま市にある沖縄石油基地(備蓄容量=450万キロリットル)。同社は60万キロリットルを貯蔵し、基地を拠点に日本などアジア地域へ原油を輸出する。

 日本は石油の供給不足が起きた際、貯蔵した原油の優先供給を受けられる。国内ではこのほか、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビが昨年12月、鹿児島県内に備蓄拠点を設けている。

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