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口蹄疫被害農家の受験生、入学金など免除 酪農学園大

2010年8月24日

 私立酪農学園大学(北海道江別市)は23日、県内で口蹄疫(こうていえき)の被害を受けた世帯から2011年度に入学を希望する受験生について、入学検定料と入学金を免除すると発表した。あわせて、風水害で被災した世帯の受験生にも同様の措置を取る。

 口蹄疫の被害によって畜産農家の子どもの進学・修学に影響が出ないよう配慮を求める通知を、文部科学省は全国すべての国公私立大学に出している。同大は酪農・畜産学や獣医学を専門に学べ、道外からの受験生も多いため、免除措置を決めた。

 対象は、口蹄疫で家畜の殺処分措置を受けた世帯か、被害により学費の支払いが著しく困難になった世帯の志願者。殺処分に関する公的な書類の写しか、出身学校長の推薦書が必要。風水害被害では、災害救助法の適用地域かそれと同等の被害を受けた世帯。

 入学検定料3万円(センター試験利用者は1万5千円)のほか、農食環境学群と獣医学群獣医保健看護学類の入学金20万円、同学群獣医学類の入学金30万円が免除される。

 いずれも出願期間より前に同大入試課(011・388・4138)へ問い合わせが必要。

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