「津久見扇子踊り大会」が21日、津久見市港町のつくみん公園であり、35団体約900人が扇子を手に優雅な舞を繰り広げた。1964年に「市民盆踊り大会」として始まった伝統行事。
扇子踊りは、大友氏の支配下にあった戦国時代の約450年前、戦没した武士や農民の供養のために始まったとされる。京舞の流れをくむといい「横8文字」など扇子の優美な流れが美しい。
大会では、市から認定された「扇子踊り娘」20人が会場舞台で華麗な舞を見せる中、男女900人も公園中央に設置されたやぐらを囲んで舞った。【古田健治】
毎日新聞 2010年8月22日 地方版