県立医大は11年度入試の募集要項を公表した。医学部の総定員は前年度と同じ100人。10年度の平均倍率は4・2倍だった。
08年度から勤務医確保のために導入された県民医療枠は20人、地域医療枠は10人。いずれも卒業後9年間、県内の医療機関で働くことを条件にしている。地域医療枠は県指定のへき地診療所などに勤務し、修学資金の返済が免除される。推薦入試は地域医療枠全員(県内募集)と一般枠6人(同)、県民医療枠5人(全国募集)を募集。合格状況により一般入試の定員を調整する。
試験は、11年度大学入試センター試験(5教科7科目)のほか、一般が数学・理科・英語と小論文、面接で、推薦が書類選考と面接。出願は、推薦12月13~17日、一般11年1月24日~2月2日。試験は、推薦の一般枠と地域医療枠が同6日で、県民医療枠が同7日。一般は同25、26日。
同大保健看護学部は総定員80人。一般はセンター試験(5教科5科目)と面接に加え、前期が小論文、後期が総合問題。推薦はセンター試験が免除されて総合問題と面接。推薦は出願11月8~10日、試験12月11日。一般は出願1月24日~2月2日、試験は前期同25日、後期3月12日。
募集要項請求などは学生課(073・441・0702)と保健看護学部(073・446・6700)へ。【加藤明子】
毎日新聞 2010年8月24日 地方版