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レビュー 仕事だってガシガシできます:仕事で使う“フォトフレームPC”「ThinkCentre M90z」の使い勝手とは? (3/3)バリューモデルなのに3GMHz超えの「Core i5-650」でパフォーマンスはどうなる?
液晶一体型PCでは、コンパクトなボディが求められるがゆえに、制限された冷却機能にあわせて搭載するパーツも熱を出さない動作クロックを抑えたモデルや、ノートPC向けのプラットフォームを採用するケースが多い。ThinkCentre M90zのCPUは、下位モデルがCore i3-530、上位モデルはCore i5-650を採用する。TDPは73ワットなれど、Core i3-530は動作クロック2.93GHz、Core i5-650は3.2GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.46GHzと、Core i3シリーズ、Core i5シリーズの最廉価モデルながら、それでも、省電力タイプやノートPC向けモデルと比べると動作クロックは格段に高い。 チップセットはIntel Q57 ExpressでvProに対応するなど、ビジネス向けPCとして十分だが、システムメモリは標準で2Gバイト、最大で8Gバイト(評価機は4Gバイトを搭載)。HDD 320Gバイトと、そのほかのスペックはタワー型のPCと比べてやや抑え気味といえる。OSも“32ビット版”のWindows 7 Professionalだ。ただ、HDDは3.5インチタイプを搭載できるので、テラバイト級のHDDに換装可能(ユーザー保証はなくなるが)なのはユーザーにとってメリットとなるだろう。 速いCPUを搭載したこともあってベンチマークテストの結果は良好で、同じレノボ・ジャパンのコンシューマー向けスリムタワーデスクトップPC「IdeaPad H320」のレビュー記事で測定した結果を上回り、ミニタワーPC「IdeaPad K320」のレビュー記事で測定した結果とほぼ同等となった。 液晶一体型PCながら、タワー型に匹敵する性能を発揮し、メンテナンス性も高いThinkCentre M90zは、ビジネスの現場でスタッフが机上で用いるPCとして、優れた使い勝手をユーザーに提供してくれる。マルチタッチを導入したモデルでは、(コストパフォーマンスを考えないとして)キーボードやマウスが使えない特殊な環境でも使える柔軟性がある。 比較的安いコストで、なんでも対応できるパフォーマンスのあるPC、という無理難題を求められるビジネス向けPCという条件にあって、ThinkCentre M90zは、その期待に十分応えることができる液晶一体型PCといえるだろう。 関連キーワードThinkCentre | デスクトップ | 液晶一体型PC | レノボ | マルチタッチ | ビジネスPC | タッチ操作 | タッチパネル | IdeaPad | ThinkStation関連記事
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