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【フォーエバー21】、障害者を押さえ込む?成長企業は学習するだけでなく標的にもなる?

後藤文俊

提供:激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

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■妊婦向けのライン「ラブ21マタニティー」がティーンに妊娠を増長させると議論を巻き起こしたフォーエバー21がまた物議を醸している。

ハリウッド大通りにあるフォーエバー21で今月初め、お客のアレハンドロ・レア氏が外に出ようとしたところ、万引き防止アラームが突然鳴り響いた。聴覚障害のレア氏にはアラームの音も聞こえず、そのまま店を出てしまったのだ。フォーエバー21のガードマンはすぐにレア氏を呼び止めた。が、ガードマンはレア氏が呼びかけも無視し、商品を持ち去ろうと見えたため、捕まえようとして店の外で取っ組み合いとなってしまった。レア氏は自分が聴覚障害と訴えようとして手を動かそうとした。しかし、抵抗しているようにも見えるため、ガードマンはレア氏の首を押さえ込んだのだ。一緒に買い物をしていた兄弟のパブロ・レア氏も聴覚障害なため、事情を説明しようとしてもパニックに見えるだけでガードマンにはわからない。激しく抵抗したように見えたアレハンドロ・レア氏は手錠をかけられ、そのまま警察に連行されていった。

この騒ぎを目撃していた通行人が携帯のビデオで録画していた。障害者がガードマンに押さえつけられているシーンがYouTubeにアップされてしまったのだ。視聴回数が数日で10万回を超え、地元ニュースメディアが話題にとりあげる事態となった。このビデオを受け、フォーエバー21側は「我々のガードマンに行き過ぎたところがあり、彼を停職処分にした」と発表。しかし、パブロ・レア氏はフォーエバー21の対応によっては裁判も辞さないとのかまえだ。

10年7月20日 - 【フォーエバー21】、クールなマタニティライン発売!もティーンに妊娠を増長させる?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アメリカ小売業を視察すると、小売業を営む経営者の一部には「自分の店のほうが素晴らしいから、アメリカに進出すれば繁盛する!」と勘違いするケースがあります。特にメーカーからの招待でアメリカにつれてこられた?経営者などが勘違いするようです。あくまでも招待ですからメーカーは、表面的なことしか見せず話さず、その経営者のお店が引き立つようなところしか連れて行きませんからね。ましてや、自分の見たいところしか目に入ってきませんから、アメリカ人の視点とは違うということも気づきません。で、気をよくした某企業のトップが、アメリカ進出を決断した事例を私は知っています。しかし、進出してはみたものの日本とは違うマーケットなので赤字続きで、苦労しているようですが...日本の土と気候はアメリカのものとは違います。にもかかわらず、日本の品種が素晴らしいからと、アメリカにもちこんで植えようとしているようなものです。育っても、日本のものとは違いますよね。

⇒私は日本は素晴らしい国だと思っています。日本で育った人は、世界でまれに見るほど正直で、勤勉だと信じています。最近は国民的に危機意識が薄れているのか、本来の価値観から外れてしまっているのが残念な感じですが。それでも、私のクライアント(の社員さん)は、視察をしているときの姿勢から「素晴らしい」とよく自慢しています。では仮に、私のクライアントがアメリカに進出し、日本人と同じようにアメリカ人(アメリカで育った人と言う意味ですが)を扱っても、誇れるようになるか、というとそうは思いません。問題や軋轢のほうが多く出るでしょう。日系企業は、表ざたにはしていませんが、進出の際、日本人とアメリカ人との価値観の差で相当苦労しているはずです。例えば、日本の外食産業がアメリカにくるときに注意をうけることは、アルバイトであっても最初から訴えることを目的で働きにくる人もこの国にはいるということです。したがって、ガイドラインやトレーニングなど、日本人を雇う以上に細心の注意を払わなければなりません。
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後藤文俊

在米23年のアメリカン流通コンサルタント。

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