朝青「待った」広報室長公募　「オレ？勘弁してよ」

　今年初場所を最後に土俵を去った元横綱が、広報室長公募に「待った」をかけた。朝青龍関が２３日、１０月の断髪式準備などのために母国モンゴルから来日し、日本相撲協会の新体制が広報室長を一般公募する方針を示したのに対して、「一般人は右も左も分からないんだから、ただ口を飛ばす（好き勝手言う）だけ。相撲のけいこが苦しいことや相撲をよく知っている人でないとダメ。下から大きな山を越えてくる力士を知っている人じゃないとな」と一刀両断した。

　公募の詳細は決まっていないが、年齢、性別などは問われていない。国籍も問われなければ、朝青龍関にも応募のチャンスはある。

　現役時代はマスコミとの間でさまざまな経験をしてきただけに、朝青龍関こそ“適任”とも思われるが、「応募してみませんか？」との問いに「オレ？　勘弁してよ。相撲界には大変お世話になりましたけど、もういいでしょ」と笑い飛ばした。